なかなか見応えのあるドキュメンタリーだった。構成が非常に丁寧で、当事者のインタビューや解説を挟みながら、当時の空気を伝える作りは見事。
議論自体は、正直議論にはなっていないという印象。三島の一人勝…
三島由紀夫が気さくな人物だった。
なんとなく映像の世紀みたいなのを撮りたかったのかな、と思った。
東出昌大をナレーターに使うというチョイスが暴挙のような、訥々とした語り口が見事にハマっているような。…
すっごく語弊を恐れない言い方をすると、みんなすんごく楽しそう。目バキバキで楽しそうだよ本当に。
そもそも私は三島の本って、教科書に載ってた「金閣寺」しか読んだことない。興味がない人の割には楽しめた…
このレビューはネタバレを含みます
芥正彦の「人間と人間の間に、媒体として言葉が力があった時代の最後」という発言がすべてを総括している映画。
ざっくりした時代背景しか知らないので、三島と東大生が議論していることの半分もわからなかったか…
全共闘のメンバーが「敗北」を感じておらず、「我々は生きている(しかし、彼は死んだ)」と語っていたのが印象的だった。
三島由紀夫の言葉で興味深かったのは以下である。
「わたくしは今までどうしても日…
Ⓒ2020映画「三島由紀夫vs 東大全共闘 50 年目の真実」製作委員会