#98 フドイナザーロフ大会
アラル海灌漑問題を素材に、『フィッツカラルド』と『エレニの旅』を足してタジキスタン流にかき混ぜたようなファンタジー。
いままでの作品に比してコメディ色が薄く、シリアスな…
フドイナザーロフの遺作らしい。
今回は船の映画ねーって思ったら、やっぱそれだけじゃなく、電車にサイドカーにトラックに…って乗り物うじゃうじゃだ。
帆を掲げた車みたいなの(ヨットみたい)も出てきた!…
「干上がった海で船を曳く男」という設定の面白さですでに勝ったような映画にも思えるけれど、終わらせ方を考えていなかったのでは??? 「新しい天と新しい地があらわれた。海は消え去ってしまった」というヨハ…
>>続きを読むインパクトの強いコンセプトとビジュアルだが、あまり響いてこなかった。
今日でフドイナザーロフ監督作を4本劇場で観たが、どうもあまり私と波長が合わなかったみたい。人の好みだからしょうがないし、「傑作…
このレビューはネタバレを含みます
アラル海が舞台。現在のように干上がる前のアラル海で大嵐にあい、妻と船員を失った船長が、数年後、海が消え、干上がった故郷に戻り、錆びついた船を海に戻そうとする。
とんでもない話に聞こえるが、映画のあ…
他に比べると面白さは劣るけど、作者の抱えている問題意識を物語に落とし込んだ作品としては評価できると思う。なんか上から目線な書き方になったがそういう一本だった。
妻とその妹の成長後が同じ女優さんなのは…
上映後の解説によって、見ていたものの捉え方がまったく変わってしまった。もう一度観る必要すらある。
予告でユーモラスもしくはファンタジックに見えていたシーンが切実な重さのある描写だった。
とても悲…
やっぱり母を失い続ける物語。フドイナザーロフ監督、最後の作品。2012年。
干上がったアラル海を船で進む男。疎外は更に厳しくなっているし、重層的にも。嵐の日にいなくなった妻と仲間を助けるのだと…