(※うとうとしたので話半分で)
「女のことサーキュレーターか何かだと思ってんのかな」
このセリフを毒気なく被害者面せず言える水原希子にしびれた!
麦ちゃんは表情の変化で魅せるのが素晴らしかった
どの…
なんて気持ちの良い映画なんだろうとエンドロールを眺めながら思った。
「女の女は敵」という固定概念を見事にぶち壊してくれる。
お互い見下してマウントを取ったり過度に自分を卑下したりしない、フラットに相…
お嬢様の華子と地方出身の美紀が幸一郎という男を通して出会い、互いの人生を見つめ直す物語。
この作品、構図がすごく面白いです。華子や幸一郎の家は、言わば貴族で、そこは「個人」よりも「家」が重視される…
なんだか泣けてしまった
今の生活水準や価値観から基本的には美紀に共感できるものが多いんだけど、華子を取り巻く世界や周囲の価値観に既視感を覚えることもあるのが見ていて辛かった
「その日あったこ…
どの層狙った作品なんだろ?
貴族の麦ちゃんの方は最初から自分で選択せずに受動的に生きてて、最後に離婚して仕事をするって選択をしたわけだけど、その悩みを抱えるにしてはちょっと年齢高くないかなー?なん…
キャラの設定と掘り下げが面白かった!
(主人公にとって)知らない世界に行ってそこで活躍するのを期待してしまっていたので
水原希子と門脇麦がバディになるのを楽しみにしてしまっていたから少し肩すかしだ…
華子と美紀が邂逅するシーンで、幸一郎にはもう会わないと話す美紀へ「ごめんなさい」と言ってしまう華子に、本当の育ちの良さを感じた。
二人が恋敵となるのではなく、まるで戦友のような関係になったのは、互…
すごく、すごく良い映画だった。
すごく丁寧に作られているのが感じられてすべてが好きになった。
あげたらキリがないほどの対比が、あまりに事実を克明に、残酷に書いていて心拍数が上がるシーンがいくつもあ…
育ってきた環境が違うが故に、分かりあえないことがある。
なんとなく、この人とは価値観が合わないと遠ざけてしまいがちになる。
この映画を見て、線引きをしてしまうのではなく、手を取り合って生きていくこと…
取り敢えず、キャストが最高すぎて、ずっと目が幸せだった。
親の生き方をスキャンしている(作中のきこちゃんの言葉を借りて)という共通項を浮かび上がらせ、貴族と地方に住む人間のステレオタイプ(というイ…
©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会