大学から上京して初めて自分事として階級社会を感じ、様々な価値観に触れる中で、アイデンティティを再考することが多い同世代の女性として、見ていて苦しくなるほど共感する場面が沢山あった映画。
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門脇麦が箱入り娘で水原希子が上京してきた努力家の庶民役って、キャスティング逆じゃない?って思ってましたが、良い意味で裏切られました🫢
特に門脇麦は、箱入り娘のお上品さが自然に醸し出されていましたね…
このレビューはネタバレを含みます
ずっと見たくてやっと見られたけど、いろいろと抉られた。
幸一郎の出馬とか離婚しても子供を連れて行けない義実家の事情とか結局何も知らなかったのは花子だけで、1番しんどかったのが初等科からの友達がみん…
知らない階層に生きる人間を互いに垣間見た二人を、さらに画面越しに私たちが垣間見る。
美紀にとっての華子はもちろん貴族ですが、逆もまたそうだったんだろう。目標があってひたむきで、自立している人間が1番…
憧れは理解から最も遠い感情。
出演者全員に言える事ですけど、もっともらしいセリフより、顔が心情を語っていて素晴らしかった。
一章で門脇麦がさしていた傘はフルトンなのに対し、水原希子の家か…
水原希子の演技ってイマイチ好きになれない。東京でキャリアはあるけど田舎で生まれ育ったのがコンプレックス、自分は結局東京育ちの人には選ばれないんやクッソ...っていう役のはず。けどそれが微塵も感じられ…
>>続きを読む今まで階級社会だとはっきり認識した経験がほぼなかったんだと言うことがわかった。中間層にいて、そういうことを意識しなくてもいいような環境で育ってきたんだと思う。有り難いことに。ただ、華子ちゃんがタクシ…
>>続きを読む©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会