イギリスの海沿いの街というだけで好きなんだけど荒涼とした風景が良かった。
メアリー・アニング役のケイト・ウィンスレットがいい。全くケイト・ウィンスレットに見えない。海辺で潮風に吹かれて錆びついた中年…
少ない会話、一方通行に見つめる視線がやがて絡み合う。突然女性への愛に目覚めるものかと思ったけどもともとの人なんだね。シアーシャは目覚めたのか。亡くした8人の子、流産。アンモナイトは性的なものの象徴が…
>>続きを読む化石研究に多大な貢献をしたとして再評価されているメアリー・アニングが主人公。
『科学で大切なことは本と映画で学んだ(渡辺政隆・著)』でメアリー・アニングの事は知っていた。
この本でこの映画について…
主演ふたりの演技がすごい。公開時期が近く、テーマや時代設定が似ている『燃ゆる女の肖像』と比較されがちだが(知名度はだいぶ劣る)、本作も負けていない。
最後ガラス越しに向き合う。『燃ゆる〜』のインパ…
ただただ美しくて、風景も、衣装も、そして特にシァーシャ・ローナンの美しさに見惚れてしまいそれだけで観てよかったと思ってしまいました。濃厚なベットシーンでさえ絵画のように観てしまった。
ふたりが惹か…
女神と妖精の名前を見つけて劇場を探し出掛ける。上映館が少ないので時間を作るのには一苦労。
冒頭から服装が時代掛かっていてわたしの中で焦点が定まらない。どうやら19世紀のイギリスの話のようだと纏め始…
メアリーは片田舎で母とふたり暮らし。
彼女は母の期待や執着を一心に背負っているさまは強靭な精神性をも感じてしまうけど、実は寂しがり屋で嫉妬深くて繊細なところが魅力的な女性。
彼女の孤高の城を築き上げ…
静かでどこか物寂しい、だけど穏やかで美しい、作品を纏う空気感や余白がたまらなく好き。
見る前は同性間のラブストーリーかと思っていたが、単なるそういうものではない、あの時代の、二人の女性の人生が描か…
良い話の流れなんだ、映像も写実的で吸い込まれるしね。美しい人たちだ。
何より、こういう内容の映画を観れる若い世代は恵まれている。かつて、女性二人の恋愛を「まともに」取り扱った映画は少なかった。
…
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