スウェットの作品情報・感想・評価

「スウェット」に投稿された感想・評価

pherim

pherimの感想・評価

2.1
エクササイズのカリスマにしてSNSインフルエンサーのシルヴィアが嵌まり込む、現実と虚構の昏き狭間。

ポーランド特有の生々しい人間模様と東欧特有の渇いた街並みが、ネットとリアルの混濁しゆく現代に普遍の自意識錯乱ストーリーを引き立てる。性を武器にする己に疲弊する流れの既視感。
MALPASO

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3.2
東京国際映画祭
映画『スウェット』
ポーランド/スウェーデン

ロクセットを流しながら、フィアット500を飛ばすエクササイズの新星にして、SNSのインフルエンサー。
舞台裏の彼女の孤独や苦悩が描かれる。ありそうでない映画。

現代的な有名人を反映した内容で面白い。最近の有名人の自殺をも考えてしまう人気者の知られざる顔が描かれる。
最初は主人公嫌悪感を抱くが、最後は同情してしまう。

面白かった。

監督マグヌス・フォン・ホーンの別の作品も観たい!
JohnKoya

JohnKoyaの感想・評価

2.5
『スウェット』鑑賞。
うーん…イマイチだったなぁ…😥💦
寄りでブレブレのカメラワーク演出が個人的にはとても苦手で疲れました。
ただラスト20分ぐらい?は映像良かったです。
普通に流れてた風景も違って見えて、最後に伝えたいメッセージをぶつけてからのエンドは爽快感もありました✨
JazzFunk

JazzFunkの感想・評価

2.8
見ること&見られること。
見られる対象も自分自身しか見ていないので、視界が一段と狭くなる。
全編通してクロースアップで、なんとなくピンク色。
あと5年早かったら…!

テーマはシンプル!SNSの表と裏…なんだけど。正直このテーマは既に出尽くした感があるかなぁ(小声)

もちろんそれだけじゃなくて、性差とか家族間とかの問題も絡んできて、カリスマとして生きる主人公の葛藤は、痛いほど伝わってくるんだけどね!

もし、5年前だったら画期的で斬新過ぎる切り口!ってなっただろうが…。

しかし、このタイトルとポスターには拍手!
海外のこういう攻めた姿勢が大好き。
賛否両論あるようですが私はこれ好きです。

たぶんなんですが、インスタグラマーの日常って、こんな感じの温度なんじゃないかなと思うんですね。

特に確固たる信念を持ってSNSやってる訳じゃない、仕事柄配信はもちろんするけどね。私の動画でみんな元気になって! くらいなものではない? そこには当然男も引っ付いてくるし粘着質も現れたりする。うざいんだけど! 適当に追っ払って! 的な「都合良さ」もすごく現実的に感じる。

適度な狡さと適度な要領の良さ。でも本質的には温かい心もある。人気者と言われてもリアルはそんなところじゃないでしょうか。

このレビューはネタバレを含みます

『SWEAT』観賞。非常に現代的な孤独にフォーカスした作品。SNSで孤独を埋めようとするスポーツインストラクターのシルヴィア。ストーカーを恐れ実家に帰るも母親との間には不協和音が。ますます孤独を深めていく。
バーで出会った男を色気で家に誘い、ストーカーを撃退してもらうも、それが色欲からの行動だったことに憔悴するシルヴィア。逆に血だらけになったストーカーに親近感を覚えるシルヴィア。手を差し伸べ病院に連れて行く。自分で撃退したストーカーに手を差し伸べるシルヴィアの姿にどうしても共感出来ない、が孤独が深まり過ぎてある種の悟りを開いたのだろうか。
最後、自分の本音を吐露するシーンが特に好き。画作りも悪くない。ランニング中の上下するシルヴィアの顔に迫るカットなど、不安定な心が表れていて良い。
「不安定かっ!!」
タカトシのノリで全力でツッコンでみた。

いや、この映画の主人公シルヴィアのことね。彼女は、SNSのフォロワー数60万を誇るカリスマフィットネストレーナー。
トレーニング風景だけでなく、ファッションから食べ物、暮らし、生活のありとあらゆる場面を自撮りしてはすぐにインスタグラムに上げていく。

飼い犬ジャクソンと高級マンションに暮らし、宅配の冷凍弁当のパッケージにちょっとプラスティック素材が多いってだけでクレーム電話をする。エコじゃないからもうフォロワーには薦めないわと圧力もかける。ある意味信者ビジネスの勝ち組だ。

クレームをSNSにさらした上に味方を増やし目的達成をはかる。誰もが扇動者であり愚かな追従者にもなってしまう。
これ、メディアリテラシーのいい教材になる。中高生くらいになら見せたらいい。いいねで破滅していく女。。

だがその内面の空虚さ、不安定さは隠しようもない。映像は終始、焦点距離の短いカメラが左右に動き、ほぼシルヴィアの表情をクローズアップで捉え彼女の不安定な内面をえぐり出すことに成功していた。

この映画の教訓は二つ
・他人を手段や資源として使ってはならない
・人間にとって私的領域(プライベート空間)はとても大事なものである

みんなカント先生が言ってたことだ。

大体、他人を手段にするって人として一番やってはいけない事だ。これは直感的に分かるのに、おかしな理屈に巻き込まれるとついやってしまう。自覚がないと危ないところにまで行ってしまう。

母の家のパーティーには母の誕生日を祝うことだけを目的に行けばよかった。大型TVなどいらん。再婚相手には愛想よくしておけ。仕事の自慢話はするな。人と張り合うな。結局みんな見抜かれていたのだ。

ま、シルヴィアにも同情出来るところもあるんだけどね。
大して親友でもなかった学生時代の知人と再会した際、いきなり重い打ちあけ話をされてしまったり。
また、ずっと家の前に駐車している男を注意すると自慰行為を見せられてしまったり。(このストーカー男が後に大変な役割を担うことになるとは)

でも結局は自分の蒔いた種なのだ。無暗矢鱈にSNSで見せるからだ。いいね欲しさのあさましさが原因だ。

終盤で彼女のとった行動は人として最もやってはいけないことだ。彼女の手段として使われた同僚の男性。彼のあの単純すぎる行動はすべて自分に振り返ってきた。男って何て無様な生き物なのか。

ストーカー男を病院にまで連れて行き、あの血だらけの反吐まみれの現実の中で彼女には何が見えたのだろうか。

翌朝、TV番組に出演するシルヴィア。私生活をさらけ出してフォロワー数を誇っていることに対して、さすがの辛口女性キャスターから、「あなたは人々を健康的に幸せになる為の助力だけすべきであって、私生活の吐露は要らないのでは?」とつっこまれる。核心をつかれ一瞬うろたえたが、彼女はもう引き返せない場所に立っていた。

カメラがまわりトレーニングを始める。軽快な音楽に張りついたような笑顔のストップモーションで幕。苦さしか残らなかった。


このエンディングに一瞬、大島渚の『戦メリ』を思い出したが。いや、あの終わり方は薬師丸ひろ子の『Wの悲劇』だ!
シルヴィアは仮面をつけた世界を選んだのだ。これからもずっとSNSの女王として生きていく。あれは彼女のカーテンコールだったんだ。
シルヴィアは「女優!女優!女優!」の代わりに、「スウェット!スウェット!スウェット!」って叫ぶんだろうな、きっと。

でも、これからはうかうかしてると彼女のようなインフルエンサーに簡単に釣り上げられるゾ。感情をフックにされるぐらいならはじめから鈍感なぐらいがちょうどいいのよね。


⇒Roxette「She's Got The Look」を運転中に聞いてアガるシルヴィア。歌詞がまたピッタリ。
メラ

メラの感想・評価

2.1
【SNSフォロワーの支えは家族をも上回る】【東京国際映画祭】
人気アスリートの女性のSNSの表側とリアルの裏側のギャップを描いたヒューマンドラマ映画。

今風のテーマで結構期待してた作品だったけど、想像以上に無味無臭な映画でつまんなかったです…
問題提起は理解できるしSNSの輝かしさとの裏側のドライさは共感できるものがあります。
でも本作はSNSが家族以上の心の支えになる、ということしか訴えてなくてそれ以外の短所やリアルの一面を映さない単純な善悪二元論作品に感じました。
それどころか一方的に胸糞悪い展開をするかと思いきや途中から掌返しするサイコパスな描写も気に食わない上に、テーマに対して深堀されていないところが微妙かな。
泉くん

泉くんの感想・評価

2.0
SNSは映画の題材としてはもう古い様な。そもそも肝心のお話も面白くないし。
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