天皇に支えられたシステムとしての軍隊がセーフティネットでもあった。単に飲み食いが保障されているということ以上に、規律、忠誠、そして天皇への崇拝が、そこにいる人たちを生きながらえさせてくれる。死とは隣…
>>続きを読むかつて平凡社で刊行された「日本残酷物語」という叢書があった。内容は日本の底流の庶民(民俗学でいうところの常民)を歴史的にその苦難にスポットを当てて描かれた力作だった。
この「拝啓天皇陛下様」で描かれ…
意外と佳品だったりする。戦争映画なので、あまり興味はなかったが、実際は、戦闘シーンはあまりない。主なシーンは、軍隊の中での生活ぶりである。その点では、お仕事映画ともいえる。
視点は、作家の棟本博。軍…
渥美清さんの演技を初めて見ました。
めちゃくちゃ愛嬌あって素敵な役者さん〜!お人よしで好きな女にメロメロで酔っ払って轢かれて死んじゃうなんて、人柄そのものすぎ。
タイトルなかなかハードパンチですが、…
太平洋戦争での軍隊に配属された兵士たちのやりとりをコミカルに描いた喜劇の体裁をとりつつ、その実は主人公の渥美清を通していかに国家が一般人に兵隊としての意識を洗脳まがいに呪縛させていったかを深く掘り下…
>>続きを読む松竹株式会社