ヴェンダースを一気見する中でも1、2を争う好きな作品だった。凄まじい傑作。サスペンス映画としての品の良さがありながらもなんだかんだかなりエンタメ映画してるところも最高。名優の演技は言わずもがな。なん…
>>続きを読むおそらくはヴィム・ヴェンダースの資質に宿っているだろう放浪性が、パトリシア・ハイスミス原作のもつスリラー性に導かれ、あるいは響き合うように結実した印象があり、とてつもなく面白かった。
彼の放浪性が…
ロケーションが良すぎる。ドイツにこんな艶やかでフォトジェニックなイメージなかったよ…。撮影が神様ならどこでも良くなるのか。車体に流れる夜の光と無邪気な息子、回転フラップ式の空港の発着掲示板が煽る葛藤…
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よかったなぁ。
久しぶりに寂しい気持ちになって映画が終わった。
だるいなぁと思うタイミングも何回かあったけど、体感を20分くらい縮めるようなハッとする画が多くて結果おもしろかった。
最後の車が…
エンタメとしても楽しめるけど、深く見ようとすると何の話なのか分からなくなる。その曖昧さが逆に魅力でもある。現実感があるようで、どこか夢のような感覚に引き込まれる。不思議な映画。
とにかく色がカッコ…
【 ヴェンダースの描くトム・リプリー 】
「太陽がいっぱい」 (1960年)と「リプリー」(1999年)、これらの後日譚にあたるのが本作「アメリカの友人」(1977年) 。本作はハードボイルドタッ…
何年か前に1回観てるけどほぼ内容の記憶が無いので再鑑賞。
デニス・ホッパーはこんな役でも相変わらずイケてる。
額縁職人兼ガンマンによる暗殺シーンは2件ともハラハラする展開でおもろい。特に1件目の…
このレビューはネタバレを含みます
ブルーノ・ガンツの死亡でラストショットにしない外し方が好みではないが窓にピントを合わせないことによる錯誤や主観ショットのズラし、ロビー・ミューラーのガラス越しに画面を見つめるようなザラザラとした陰…
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