エンタメとしても楽しめるけど、深く見ようとすると何の話なのか分からなくなる。その曖昧さが逆に魅力でもある。現実感があるようで、どこか夢のような感覚に引き込まれる。不思議な映画。
とにかく色がカッコ…
【 ヴェンダースの描くトム・リプリー 】
「太陽がいっぱい」 (1960年)と「リプリー」(1999年)、これらの後日譚にあたるのが本作「アメリカの友人」(1977年) 。本作はハードボイルドタッ…
おそらくはヴィム・ヴェンダースの資質に宿っているだろう放浪性が、パトリシア・ハイスミス原作のもつスリラー性に導かれ、あるいは響き合うように結実した印象があり、とてつもなく面白かった。
彼の放浪性が…
何年か前に1回観てるけどほぼ内容の記憶が無いので再鑑賞。
デニス・ホッパーはこんな役でも相変わらずイケてる。
額縁職人兼ガンマンによる暗殺シーンは2件ともハラハラする展開でおもろい。特に1件目の…
このレビューはネタバレを含みます
ブルーノ・ガンツの死亡でラストショットにしない外し方が好みではないが窓にピントを合わせないことによる錯誤や主観ショットのズラし、ロビー・ミューラーのガラス越しに画面を見つめるようなザラザラとした陰…
>>続きを読む ヴィム・ヴェンダースがパトリシア・ハイスミスの原作を映画化。
パトリシア・ハイスミスだから同性愛的な物語だと思ったがその通りでデニス・ホッパーとブルーノ・ガンツの掛け合いが面白い
ただ、ヴ…
時代を切り取る天才的監督ですね
映像だがどこか途中で絵なのかと思わせるほどの情景。
額縁のようなフレームがそう思わせるのかも
サスペンスの中にコメディさを感じた
ハラハラとするシーンでもなぜか笑っ…
全編を通してどんよりと曇ったような映像と共に展開していくクライム・サスペンス。その映像も相まってやりきれなさがずっと漂ってて、その雰囲気が凄く良い。そして、ラストシーンの鮮やかさはハッとするほど美し…
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