記録
アルベール・カミュの有名小説を巨匠ルキノ・ヴィスコンティが映画化。
母の死をきっかけに殺人の罪を犯した男の社会への不条理を描く。
私はカミュの原作は未読であるが、本作は人間社会の不条理を描…
小説で読んだイメージとかなり一致していてびっくりした。砂漠のようなムルソーの心と非情に照りつける日差しの感じが映像で表れていて、淡々としているのもさすがヴィスコンティ。
ムルソーの人間性が小説で読ん…
ルキノ・ヴィスコンティ監督作、カミュの『異邦人(L'Étranger)』(1942)の映像化作品。アルジェの人々がイタリア語を喋喋するのには違和感を覚えるが、多感なイタリア人の中にあっては、心ここに…
>>続きを読むデジタル修復版かなり綺麗になってるな。
カミュの代表作である異邦人を映画化したもので68年イタリア、フランスの合作映画だ。
この時代のヨーロッパ映画にありがちだけど眩しくなるくらいコントラスト強い…
何度も繰り返し原作を読んでいるだけに、前半~中盤の主人公の心理描写が足りないが、終盤はセリフを喋ることで物語の緩急があったような感じ。案外公開当時よりも、現代に受けるような話のような気がする。アンナ…
>>続きを読む2025年2月13日渋谷ユーロスペースにて鑑賞。
アルジェリアで暮らすフランス人としてのムルソー、名もなきアラブ人。
ムルソーの感じる疎外感や不条理、諦念には普遍的な要素があるため表層的には共感でき…
ムルソーのすごいところは、この世のあらゆることが無意味だとわかっているのに、ロマンや空想に逃げないことだ。つまり、回避行動を取らない。その上、ぐちぐち不満や妬みも言わない。その姿勢を貫ける精神力の強…
>>続きを読む記録用
ルキノ・ヴィスコンティ監督作品。
原作はアルベール・カミュの「異邦人」。
QUEENの「ボヘミアンラプソディ」では引用されているのではないか?という説でも有名ですね。
特に今作は有名な一説…
(C) Films Sans Frontieres