伊藤弘了の本で紹介されていた黒澤明の現代劇。
ゼネコンと政治家の汚職をごまかすために自殺した公務員のために復讐する男の話。
モンテ・クリスト伯やハムレットも取り入れているらしい。
七人の侍の志村喬…
骨太な日本映画!
全編美しいが、夜道、ちょい役の田中邦衛に命を狙われる西村晃のシーンがよかった。白黒映画ならではの情報量の少なさが効いていた。
ラストの廃墟、軽妙なBGMから一転、静かに響く三船敏郎…
出演者がオールスターすぎてそれだけでも楽しめた。検事、弁護士は少ししか出てこないのに笠智衆、中村伸郎、宮口精二みたいな人が惜しみなく出てくる。ネームバリューみたいなものはあまり意識しないけどこういう…
>>続きを読む汚職に関係してしまい死んだ人物の仇を討とうと、公団の副総裁の懐に忍び込んだ男の物語。重たいドラマにのめり込んだ。
副総裁の背後には政界繋がりか何か、好きに人の運命を操れる大物がおそらくいたんだろう。…
今も昔も変わらないんだなぁ。
無念ではあるがこの作品はあの終わり方だから良い。
冒頭の新聞記者の右往左往が面白かった。
どうか地獄が本当にあってほしい。
好き勝手やってあとは無に還るだけのやっ…