挿絵の入った豪華本の聖書を訪問販売するセールスマン達のドキュメンタリー。
訪問先では信仰心につけ込んだ巧妙で悪質とも言える営業トーク。幼児を抱えて薬代の余裕もない家庭にも執拗に購入を迫り、支払いの…
現代アートハウス入門vol.2 第4夜
メイズルス兄弟のドキュメンタリー作品を見るのはもちろん初めて。
説明なし、ナレーションなし、BGMなし、事前の打合せなしで坦々と被写体を撮影してそれを繋げる…
このレビューはネタバレを含みます
豪勢な聖書やカトリック事典の訪問販売員に密着したドキュメンタリー。聖書が商材ということに内包された皮肉が痛烈で、どう見ても儲かってない。
主人公らしいのはアナグマことポール。落ち込んでいるのは、一…
容赦なく表情を捉える凄腕のカメラ
被写体をひとつの物語に組み込む編集
映画の面白さに制作者の傲慢が見える
シェヘラザード通りやシンドバッド通りなど、ムスリム地区(と言っていた)で車を走らせるシーン…
ドキュメンタリーとは思えない、映画的に面白い作品でした!描かれるセールスマンが一人一人個性的で、ストーリーを持っていて、各々に感情移入できる、っていうまさに奇跡的なドキュメンタリーですね。それにして…
>>続きを読むメイズルス兄弟監督作品。
アメリカで高額な聖書を訪問販売して回るセールスマンに密着したドキュメンタリー。
『ペーパームーン』、『セールスマンの死』、『摩天楼を夢みて』、『ファウンダー』等のセールス…
被写体を色々と泳がせつつ、その中で撮影や編集で非常にドラマティックに演出している感じがした。ギャング映画とか警察ものみたいなエンタメ感で描くことで、現実がむしろ現実離れした誇張されたものとなり、それ…
>>続きを読むなんで埋もれてたの?ってくらいげろおもしれー。ダイレクトシネマの大傑作。劇映画くらい作り込まれているのに主人公のポールをはじめギッパー・ブル・ウサギ、4人の無名な聖書販売員が物語のキャラクターのよう…
>>続きを読む押し売り、身包み剥いでこようとする販売員たちがヤクザにも詐欺師にも見えるし、キリストに怒られんぞ。地獄へ行くことになんぞ。とおもったら「死と税金以外の未来は未確定」って一個も笑えんブラックユーモア。…
>>続きを読む(C)MAYSLES FILMS, INC