[SNS不在のSNS時代批評…?] 50点
2021年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品。出品すれば受賞して帰ってくることで有名だったファルハディも、前作『誰もがそれを知っている』という観光映画でスト…
メディアの危うさやSNSの無責任な暴力性が舞台装置でもあるのに、画面にはそれらをほとんど描写しないのが新鮮、上手い。
そういった見えない世論の怖さよりも、生身の人間の欲と良心、正義感、思惑が社会の仕…
またまた嫌なものを見せられた…。ファルハディの映画は「どうしろって言うんだよ…」っていうよなのばかりだな…。無垢な主人公の軽い下心が周りの思惑に振り回されて、持ち上げては徹底的に落とされる。勝手に持…
>>続きを読む最初は「小さな嘘でもついてはいけない」という教訓を描いた物語かと思った。しかし、鑑賞後に強く心に残ったのは、イランの司法制度の不純さと、「正しさ」を消費し、簡単に塗り替えていく社会そのものの気味の悪…
>>続きを読む悪人ではないが、善人と言うほどではない、いわば小市民的な主人公が状況に振り回される姿を鑑賞して、余計な嘘はつくまいと身を正す映画。
自分を優位にするためのちょっとした嘘や、追い詰められての苦肉の策…
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