このレビューはネタバレを含みます
点数はつけられませんでした。
敢えて乱暴に一括りにして語るならば「無敵の人」のお話。
自分の身近に彼が居たならと考えると、自分はどうしただろう。
おそらく何もしない気がする。
嘲笑う事もなければ…
「ニトラム」
普通になれず、誰かに愛されることもままならず、ただ、自分が自分であるという事が一番難しい。
開始数分で、彼の、ニトラムの世界に引き込まれてしまって、あっという間に呑み込まれてしまった…
2022-56
あんなにだらしない体型のケイレブは初めてみた。ああいうの含めて演技かぁ、と思わされる役どころであるからなおさら。
最後フルーツを食べながら周りの人たちをみている姿に、何を考えてるん…
予備知識入れないで見に行くとなかなかの鑑賞体験。なんとなく予想出来ましたがラスト怖すぎ。
見て判りましたが実話なんです。
オーストラリア・タスマニア島のポート・アーサーで起こった無差別銃乱射によ…
予備知識(ほぼ)ゼロで。
何の説明もなく淡々と進むから「えーと、ここはどこ?本土から観光?本土ってどこ?少なくともアメリカじゃない訳ね。北欧でもないな。英語喋ってるよな。んー?」のまま最後まで行っ…
彼を取り巻く社会や世界だけでもないし、個人の性質だけでもないし、偶然や必然も重なり蓄積となった上でのこと。常に引っかかりを残し続ける。
コミュニケーションに対して、なんとなく成立しているようにみえる…
フルーツカップを食べる彼の姿、ただただいたたまれなくて胸が苦しくなってしまった。
我が子との向き合い方が理解できない両親との生活、周囲と相容れず彼自身が彼を持て余す中、少しずつ外されていく梯子…
見ながら腹の底がずっとゾクゾクしていた。社会が彼とその家族を救えないことは悲しいが自分だって目の前にいたら目を背けるだろう。
ケイレヴ役作りなのかかなり肉付き良くなっていてびっくりした。相変わらず…
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