没落貴族モノで、しかも「暖流」ほどわかりやすく没落貴族モノでないところがまた良い。戦後の農地改革で土地を失った豪農の一家のお話。山本富士子、若尾文子、野添ひとみ、の3人娘が三者三様の人生を生きようと…
>>続きを読む家業の花農家を継ぐ気のない田舎を飛び出した異母姉妹と、傾いた家業でも代々からの土地を守るべく必死で踏ん張る母親(杉村春子)。
姉(山本富士子)は勝手に舞踊家(勝新太郎)と結婚し、妹(若尾文子)はス…
花卉栽培農家の斜陽(つまりは近代化のあおり)を受けた女性たちの闘いの映画。人物の配置や動き、それを捉えるショットの転換によってバトルを際立たせる手腕は増村保造ならでは。山本富士子は旧態依然とした女性…
>>続きを読む1960年代、高度成長期
大きな土地と築150年もの建物を管理し、家業の生花栽培を家族で営む母
しかし、娘たちは家業を継がず都会で仕事を見つける。大きな土地は新しく団地になるために買収の話が持ち上…
実質『桜の園』と思ったらやはり下敷きにしていたらしい。
長いこと暮らして来た大切な土地を捨て新しい生活へ踏み出す話。大好きなんだよなー。
戦後日本を舞台に翻案していることで日本ならではの家の重んじ方…