函館三部作の中で一番好きだった。そして近藤龍人さんやはり好き、この映画の中には忘れられない景色がある、そういうものを撮る人だと改めて実感する。ストーリーは余韻までも余韻こそが味わい深いというか、役者…
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佐藤泰志の同名小説が原作です。
両側を海に挟まれた砂洲の街「海炭市」が舞台。
佐藤泰志の生まれ故郷の函館がモデルの街になります。
今作では、北海道の中都市で生きる名もなき人たちの小さな物語が…
函館三部作の中でも一際暗い。
観光客で賑わうレンガ倉庫街や、函館山から見下ろす100万ドルの夜景の煌めきの陰で行き詰まった人たちの営みがあって、それは救いようもないほどに朽ちているのだけど、それでも…
リバタリアニズムやジェントリフィケーションにより街や社会が終わっていく中を生きていく人々の細い些細な繋がりを描く…みたいな試みとしては、焦点がぼんやりし過ぎているのでは。(2024年NieRオートマ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
最初のシーンから低所得者ということが丸わかりな状況。
その海炭市に住む人々のオムニバス映画。
どの人もそうだけど絶望的な立ち位置になっている。
それでも精一杯生きているという事実に変わりはない。
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