コソボの男性優位社会を背景に、手話通訳士で生計を立てる中年女性ヴェラが、田舎にある持ち家の権利を巡って自殺した夫の親族や借金取りたちと対峙する姿を描いた、カルトリナ・クラスニチ監督の長編デビュー作と…
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ストーリー
手話通訳をしているヴェラの、裁判官の夫が自殺する。田舎に持て余していた家が、高速道路の建設予定地になって売れそうだと喜んだばかり。ぼうぜんとする…
このレビューはネタバレを含みます
かなり不快指数が高めの映画です。楽しくありません。
舞台はコソボ。
主人公は手話通訳者のヴェラです。夫は65歳の引退した元判事ファトミルで、立派な人扱いされています。この人が自殺するところから話が…
家父長制の色濃く残る国、コソボ。
夫・ファトミルを亡くしたヴェラに対して向けられる、権力を持った男性達からの構造的な暴力。
家の相続権が男性にしかなく、家土地の権利を手放す証明書にサインをしなけれ…
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