彼らはフェリーに間に合ったの作品情報・感想・評価

彼らはフェリーに間に合った1948年製作の映画)

De nåede færgen

製作国:

上映時間:11分

3.9

『彼らはフェリーに間に合った』に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

出航するフェリーに乗るため、猛スピードでバイクで向かうカップルが黒い車を追い越そうとして事故死する話。

ほとんどセリフはなくバイクのスピードが少しづつ上がっていく描写と最後に呆気なく終わるところが…

>>続きを読む

 よくできた短編映画

このころドライヤーはなんでこんなに短編映画を作ってたのか?

 出港するフェリーに乗るためバイクを爆走させる男と女。
 次々と車を追い抜いていくが、一台の車とあおり運転して……

>>続きを読む

このレビューはネタバレを含みます

『激突』の元ネタ…かも…
この年代でどうやってとってんだみたいなショット多い

フェリーに間に合いたいサスペンスから生じる疾走感が交通安全啓蒙なのに胸熱レース映画になる。
終盤は全カットめちゃくちゃ怖い。衝撃映像と控えめなサウンドの熱量が乖離したブニュエル的な不穏さ。突然時間が…

>>続きを読む
kotono

kotonoの感想・評価

-
"速さ"のような目に見えないものは車とバイクの横からのショットみたいに比較することで見えるようになる
ここに来てようやく天才を発揮。
久しぶりにこんなにハラハラしました。フェリーに間に合ったとはそういうことか。
『癌との戦い』のときにも思いましたが、若干不謹慎にも取れる表現が清々しいです。
マグロ

マグロの感想・評価

3.4

カール・ドライヤー唯一の半ドキュメンタリー、半劇映画。

デンマークの作家、ヨハンネス・V・イェンセンの短編集「神話」収録の「彼らはフェリーに間に合ったか?」原作。
フェリーに乗るためにアホみたいに…

>>続きを読む
よ

よの感想・評価

4.0
冒頭のフェリーでのフレーム内フレームに見るように、フレームが効いてる。
Y字路以降のカーチェイスも初めてフレームからスクーターが切れる。
その割に走行風景はゆるくて異様

ドライヤー監督の短編の中で最も有名な作品。デンマーク政府による交通安全の広告映画。バイク二人乗りの男女がフェリーに間に会おうと100キロ超で爆走する映画。終盤のカットがすべて素晴らしい。カモメのモン…

>>続きを読む
o

oの感想・評価

-


ドライヤーの短編映画の中で最も劇性が高く、最も知られている
ナレーションが無く、広報や宣伝といった側面をそれほど感じさせることがないため
あくまで現実性の獲得にこだわり、俳優の使用を避けた 彼の他…

>>続きを読む
>|

あなたにおすすめの記事