繰り返し響いてくるガチャーンガチャーンという刑務所内の扉の開け閉めの音が耳に残った。
包丁がたくさん並んでいる棚から包丁を選ばせるシーンや停電で机を1か所に出して食事するシーンでは何か起きるのでは…
原題は「Ariaferma(閉じられた空気)」
①囚人が刑務所という閉じられた空間にいる
②この刑務所から移動(移送)もできない
という、
見捨てられた2種類の意味があるように感じる。
本作の…
画が完璧じゃないか!トニ・セルヴィッロ大好きになってしまった。
犯罪は原罪の社会的噴出。法が有効なのは犯罪の範囲まで。原罪に対抗できるのは法や規律ではなく、
美味しい食事のために規律を破ったり、ワ…
心理劇としての緊張感で張り詰めているので展開としてはシンプル。パノプティコンも内側にいる看守の視点にこちらが立たされるという意味で効果はある。事前知識として邦題通りなガルジューロの内面の隔たりの消滅…
>>続きを読む刑務官と囚人の友情、というのは違うけれど「どのような状況でも、人は人に何かしてあげることが出来る」というのが主なテーマだと思った。普段観たいタイプの映画だが、主演二人の演技が素晴らしく味わい深かった…
>>続きを読む2022年6月19日
イタリア映画祭オンライン終了間際駆け込みで「内なる檻」鑑賞。
閉鎖が決まったのに囚人12人だけ残さなくてはならなくなった刑務所での、宙ぶらりんの数日を描く。
円形監房の作りも…