filmarks試写会で鑑賞。
多分殆どの人がこの映画を「聴覚障害のハンデを背負って戦う女子」の姿に感動するんだと思うけど…僕はボクシング経験者で現在も格闘技に情熱を注いでいるタイプなので全く違う視…
このレビューはネタバレを含みます
CODA、silentなど聴覚障害にスポットライトを当てた作品が凄い増えてるけど、今作は少し違う!!もちろん障害を描いてる事も多いけどケイコが悩んでるのは挫折や再起、コロナ禍の苦悩など誰しもが抱える…
>>続きを読むボクシングが先にあるんじゃなくて、日常の中にボクシングがあるから、リアルで共感できたのだと思った
主人公は耳が聞こえないが、ボクシング中のパンチの音や環境音など、音が印象的で強調されていた
むしろ…
僕らは耳を澄まして、目を見開く=この結局分かり合えない世界を注意深く見る
コロナ禍の閉塞感漂う世界で一歩踏み出すこと、何かしらの理由で壁にぶち当たって立ち止まった人々がまた走り出すまでを丁寧に描き…
主人公(ケイコ)の耳が聞こえなかったり、舞台がボクシングジムで、主人公(ケイコ)がボクシングをしている。みたいなのは、例えば僕が音楽が好きで身長が高い、みたいなレベルのアイデンティティにしか感じなか…
>>続きを読む映画 ケイコ 目を澄ませて(2022)日本/99分
監督 三宅唱
脚本 三宅唱 酒井雅秋
主演 岸井ゆきの 三浦誠己 三浦友和
Filmarks試写会にて一足先に鑑賞しました。小笠原恵子さ…
音とリズムが印象的な映画だった。
いろんな環境音、ボクシングでパンチをする時の音。それらがいつもより鮮明に聴こえてくる。
そこに音楽がなくても、とくにボクシングの練習シーンはパンチの中にリズムがあっ…
"聴覚障害そのもの"を描いているわけではなくて、"ボクシングそのもの"を描いているわけではない。ケイコを描いていた。
言葉が少ないから目が離せない。それでも心地よい音も入ってくる。特にミット打ちの…
©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS