合う人にはいい映画
会話の濃度で関係性を憶測して、ニヤニヤしてしまう92分。
書けない小説家が「映画」に至るまで。
「もったいない」という言葉を人に向けて使うのは不躾だ。だとしても大きい声を出して…
無機質でひんやり。小説家が撮った劇中劇は彩りがあざやかでニクい。そしてまるで読み終えた本を閉じるかのようなエンディングに戻って、さらにうっとり。めちゃくちゃかっこいい。
でも、はじめてホン・サンス作…
「気まずさ」の映画。とりわけ、人間関係に於ける「気まずさ」の居心地悪さを、否定も肯定もせず、ホン・サンスの十八番バカズームによって映しとる。劇中、イ・へヨン扮するジュニがホン・サンスを代弁するように…
>>続きを読む「やっと、「わたしたちの第二章ごっこ」終わったわ〜、しんどかったー」みたいな苦みをジュニとギルスから感じる。どうなのか?
もうかつての名声なんて興味もなくて、距離を置いて休みたくもあれば、そこをけな…
この映画は退屈だけど、心地良い。
それは「物語」が中心ではなく、会話や仕草によって登場人物達の過去や画面の外にある物語がうっすら見え隠れし、根本にユーモラスさがあるからだろうか。画面内の「物語」は、…
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