
このレビューはネタバレを含みます
主人公が坂を下り降りる場面や、抑留の場面の寄りの画などに黒澤節を感じる一方で、原発以降の場面には、その説教臭さにかなり白けた。大きなたんぽぽには笑ってしまった。ゴッホの場面は良かったが、スコセッシの…
>>続きを読む黒澤明の個人的な夢や体験を映像化したオムニバス『夢』は、詩的で寓話的な意欲作だが、完成度という意味では評価の分かれる作品だ。8つの短編はそれぞれにテーマ性はあるものの、全体を通して散漫で、一本の映画…
>>続きを読む黒澤明自身の見た夢をもとにした、「こんな夢を見た」で始まる全八篇のオムニバス作品。
⑴日照り雨
雅楽に合わせて森の中を進む狐の嫁入り行列が雅かつ不気味。
⑵桃畑
桃の節句、花びらの散りゆく中、雛人…
かなりヘンテコな構成のオムニバスだった。半数のエピソードは社会的メッセージがストレートに語られていて正直なところ説教くさいと感じた。それに対して最初の二篇やゴッホのエピソードには自然や伝統的な生活様…
>>続きを読む後半からジジイの説教すぎねえ……???
赤富士が一番良かった。時代的に考えるとチェルノブイリ原発事故を受けて見た夢なのかな。これも説教くさいのは間違いないけど、随所で挟まれる虚無的なユーモアが個人…
黒澤明版「夢十夜」。
花畑の虹へ向かっていく少年のショット、桃畑のお雛様、桃源郷のような花の咲き乱れる村がきれい。
ただ、それ全部セリフで言う必要ある?みたいな説教臭さは感じた。夢なんだからもっとめ…
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