「ヨーロッパ新世紀」
青白く寒々とした殺伐とした
※作品の舞台トランシルヴァニアはその歴史的社会的背景により登場人物が複数の言語を話しているため字幕の色分け
ルーマニア語:白
ハンガリ…
クリスティアン・ムンジウの映画だけど『4ヶ月、3週と2日』や『汚れなき祈り』みたいな静かな衝撃はあんまり感じなかったし、息子を準主役にした方が良かったな。決定的場面や「何を見た」かが省かれている演出…
>>続きを読む大好きクリスティアン・ムンジウの第5作目。ルーマニアの村社会を舞台に分断される現代社会を重ねる。
セリフの色分けなど相変わらず計算され尽くしたムンジウ作品だとは感じるが、東欧の国際情勢など設定とな…
その土地に長くいた人たちと「よそ者」の対立や「よそ者」を排斥しようとする動きは、アメリカでも日本でも作中のルーマニアでも起こっており、まさに現在地といえるだろう。
特に、舞台となっているルーマニ…
政治的問題
性別的問題
家族や村社会の問題
時代の大きな転換期を迎えている現代
昔気質な主人公の男、村が抱えている問題など、終始考えさせられながら鑑賞した
舞台となる村が東欧だが、西側の影響も…
ルーマニアの巨匠Cristian Mungiut監督が、寒村を舞台に移民問題を描く戦慄のソーシャルスリラー。京都のミニシアター、京都シネマで鑑賞。
「4ヶ月、3週と2日」チャウチェスク政権を描いて…
口が聞けなくなった息子ルディと祖父パパ・オットーや未知なる恐怖の対象である森は理解できない言葉や文化への計り知れない恐れとしての表れで、じわじわと森への恐れが町に侵食してくる。その感覚は大きくは町全…
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