53本目
今まで2人の世界だったのが
新しい環境、新しい友達の言葉で、
あれ?少し違うのかな?
思春期だから、周りのことなんか気にしなくて良いということにもならず
レミは気にしてなかったのに…
繊細すぎる。
12歳のレミにとってレオは自分の世界のほとんどを占めていたのだろう。
レオがレミに距離を置いたことは、成長過程でジェンダー問題などセンシティブな要素に関係なく、"誰にでもあるような…
まじで救いようないな、人間って。って思った。登場人物誰も悪くない。
登場人物全員が全員なりの価値観で生きた上で起きた悲劇だもんな。より良い世界のあり方とか学校制度のあり方とか考えたけど全然思いつかな…
辛い。この物語は私には昇華出来ない。こんなの犬も食わないよ…辛いばかりでその先の物語性が見えてこない、救いも許しもない、ただ淡々と事実だけが紡がれていく。
人と人の別れ方って何万通りあるだろうけど…
レミとレオの等身大の演技がすべて。
表情も目線もあまりに自然で切なくて、特に女子からいろいろ聞かれている時のレミの表情や、置いて行かれた時の悔しさと悲しさと怒りの混ざった表情がとんでもなくいい。最後…
"永遠を壊したのは、僕。”
いやぁ…ほんとに、ねぇ…
そんなんもういろいろあるやん思春期。
みんな悩んでるよ、そりゃ。。
そんなつもりなかったやん、勘弁したってよ、神様。誰も悪ないねん。
…
Versus Production 2022