このレビューはネタバレを含みます
特に起承転結もなく、ただ死にゆく過程の映画なのに、なぜか満足感があった。
「あめゆじゅとてちてけんじゃ」の歌が正直ちょっと怖かった。
余命宣告系の映画でイライラしなかったのは初めて。
永作さんの演技…
大事なものを見逃していた主人公が、
ひとつずつ拾い集めて、
取り返しのつかないものを失い、
手に入れる物語。
大林宣彦と重松清。
センチメンタルすぎると言われようが、
天下無敵の叙情的なファンタジ…
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人は誰でも【その日】の前を生きている。
余命幾許もない妻とその夫のお話。
大林宣彦作品はそんなに観てないですが、鑑賞したら全作品好きになりそうです。シンブルな夫婦のお話なんだけど、多重構造の迷…
大林宣彦監督の後期の傑作
癖のある演出とも言われますが合成画像や独特のカット割りなど私らの年代の10代から20代の頃にハマって観ていた頃の大林センスを彷彿させられます。
宮澤賢治と終末観を組み入れた…
約140分。最初から落涙。余命もの、だからではない。大林宣彦が高齢になってもこんなにアナーキーな作品を撮っていたんだなあという感動と、生存されていた時に観ておけばよかったという後悔の涙と矛盾して「今…
>>続きを読む「その日のあと」の話である『野のなななのか』と対になるような作品。
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お見舞いに行ったことのある人は病院には不思議な時間が流れていると感じたことがあると思う。この作品は、ほとんどその不思議な時間や…
人は誰しも”その日”の前を生きている。余命宣告を受けた妻とその夫を軸に、死者と生者が共に前に進む希望を描いたファンタジック群像劇であり、映像抒情詩。
自分は大林監督がデジタルでの作品づくりに移行し…
これまた見事な感動大作!
かもめ商店街の殺人的ノスタルジーと
彼岸/此岸入り混じる花火大会、
そして、やっつけクロマキー(笑)
御大のイズム炸裂の
サイコーな作品でした
ナンチャンやヒロミ・ナガ…