半端な内壁の塗装、不自然なシーンの繋ぎ方、画面の暗い翳り、電車の車窓から入る仄かに緑がかった光……。随所に配置された数々の“違和感”は意図的なもので、後半の展開で明かされもするが、「あなたと私では感…
>>続きを読むつい先日(2020年)に他界された大林宜彦監督が、2008年に重松清氏の小説を映画化したもの。
主人公の夫役をウッチャンナンチャンのナンチャンがとても自然に演じてます。
全体を通してどこか明るい…
お涙頂戴的なストーリーをファンタジックにしましたといった印象。この内容を単純に悲劇的に描いていたら凡庸になってしまうところを、監督の演出で明るすぎず重すぎずバランスが良い。南原と永作の軽快な演技、は…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
死生観がすばらしく美しくて涙出た。
クラムボンの旋律もよかったし、原田夏希さんの歌もよかった。
最初違和感の塊で、背景と人物が馴染んでないとか、わけわからんエピソードはさまったり、それが最後集約し…
とにかく奥に奥に自然に染み入ってくる映画。
いわゆる難病ものなんだけど、大林監督にかかればもちろんそんな普通の映画になるはずがない。
とにかくひたすら常に流れるBGM。
やたら挟み込まれる回想シー…
誰もが本当らしい映画を作る努力をしているのに、大林宣彦は嘘丸出しであることにこそ映画の価値を見出している。南原清隆の笑顔の異常さは何事だ。
「この空の花 長岡花火物語」が突然生まれたわけではないこと…