東京の宿に投稿された感想・評価 - 3ページ目

『東京の宿』に投稿された感想・評価

日本サイレント映画挽歌的な小津安二郎監督の喜八物シリーズ最終作で、「男はつらいよ」なんぞとは全く事にした結末となった人情喜劇映画の傑作。床を踏み抜くとどん底に堕ちる厳しい現実。妻に逃げられた喜八坂本…

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石口
4.0

岡田嘉子が美しく悲しい。坂本武がああいう行動をするのも納得できる彼女の存在感が物語を支える。終盤の突然インサートされる花火や、坂本と飯田蝶子の緊張感溢れる切り返しショット。簡潔な描き方でも心揺さぶる…

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「そして一つの魂が救われました」
『浮草物語』と同じように、喜八という男がやってきて、子どもを女に預けて去っていく。溝口が描く情けない男とは違って、女のために人肌脱ぐというのが良い。
若い頃の笠智衆…

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ノノ
3.8

喜八シリーズの中では1番私に合っていた。
ガスタンクのような大きい建物と子どもを一緒に映すショットが本当に好き。小津のサイレント映画を順に見ていくと初期はアメリカ映画からの影響が強いが、徐々に貧しい…

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『東京物語』『東京暮色』で描かれる状況のヘヴィーさと本作を重ねると、小津における「東京」は深刻さの符牒だと気づく。

同じ向きに座る子供たち、荷物をほったらかしにして後ろに気持ちを引きずられながら前…

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坂本武が祭りの中を前進するのを引っ張りで撮影しているショット、風の中の雌鶏の佐野周ニと共通するなにか違う世界へと歩みを進めるモチーフに見える。 

〖サウンド版〗
○′35 11/21~公開: 帝國館
配給: 松竹キネマ
スタンダード B/W
モノラル
フィルム上映


●′03 11/25 16:00~, 11/30 10:30~, ′04 …

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戦前の日本の東京の雰囲気や暮らしぶりが伺える作品。
野良犬を捕まえたら金になるというのは、ちょっと衝撃的。
3.2

いわゆる喜八ものという坂本武主演作品の最後でもあり、小津監督最後のサイレント作品(厳密に言うとサウンド版)
「出来ごころ」「浮草物語」と比べるとかなり落ちる印象なのは社会派的色合いが強く陰鬱なストー…

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良く出来たサイレント映画です。この時から小津安二郎の世界観や作家性が出てます

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