東京の宿に投稿された感想・評価 - 2ページ目

『東京の宿』に投稿された感想・評価

ノノ

ノノの感想・評価

3.8

喜八シリーズの中では1番私に合っていた。
ガスタンクのような大きい建物と子どもを一緒に映すショットが本当に好き。小津のサイレント映画を順に見ていくと初期はアメリカ映画からの影響が強いが、徐々に貧しい…

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『東京物語』『東京暮色』で描かれる状況のヘヴィーさと本作を重ねると、小津における「東京」は深刻さの符牒だと気づく。

同じ向きに座る子供たち、荷物をほったらかしにして後ろに気持ちを引きずられながら前…

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Qbrick

Qbrickの感想・評価

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坂本武が祭りの中を前進するのを引っ張りで撮影しているショット、風の中の雌鶏の佐野周ニと共通するなにか違う世界へと歩みを進めるモチーフに見える。 

〖サウンド版〗
○′35 11/21~公開: 帝國館
配給: 松竹キネマ
スタンダード B/W
モノラル
フィルム上映


●′03 11/25 16:00~, 11/30 10:30~, ′04 …

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戦前の日本の東京の雰囲気や暮らしぶりが伺える作品。
野良犬を捕まえたら金になるというのは、ちょっと衝撃的。
しゅう

しゅうの感想・評価

3.4

いわゆる喜八ものという坂本武主演作品の最後でもあり、小津監督最後のサイレント作品(厳密に言うとサウンド版)
「出来ごころ」「浮草物語」と比べるとかなり落ちる印象なのは社会派的色合いが強く陰鬱なストー…

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良く出来たサイレント映画です。この時から小津安二郎の世界観や作家性が出てます

小津安二郎監督の戦前後期のサイレント作品で人情劇。坂本武主演「喜八もの」の最終作。子供が遊ぶおもちゃに戦前のアメリカ好みの「小津好み」が残ってる。

喜八(坂本武)は女房に逃げられ、職もなく。昔馴染…

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タコ

タコの感想・評価

3.6
小津安二郎のことも、当時の日本の時代背景や歴史云々も、もっと勉強せねば。

家族の温もりを感じた。草原でパントマイムのシーンやばいね

喜八もの最終作。『チャンプ』やチャップリンを断片的に想起させるものがあるが、とにかくサイレント時代の小津は多感。
食い詰めた親子の描写や犯罪といった要素は戦後作品には登場しないし、何度も働き口を断ら…

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