四月の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『四月』に投稿された感想・評価

「モノ」は人をダメにする、だからこそミニマルに

生活を豊かにするはずの家具を必要な量以上集めた結果、その材料にする思い出の木が伐採される。その魂がついえたことと連動するように若者たちの愛も薄れてい…

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音響のマジックに空間把握のマジックと撮影の真髄みたいなものを覗いた気になった思い出
3.5
決まりまくったフォトジェニックな構図にみずみずしく詩情あふれる映像が素晴らしい。なかなか痛烈な文明批評。
前半の貧しい国の若いカップルは楽しく、
微笑ましい。こんなカップルを昔、キューバの公園で見かけた❗
後半の物質に押され、ドンドン部屋が狭くなるのは皮肉だ。

オタール・イオセリアーニ初期。
もっと彼の作品を観るつもりが、7月末まで間に合わず。(U-NEXTのファルハディ初期3作、アニエス・ヴァルダの創造物も見逃す)

50分のほぼセリフなしの作品。
丘の…

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肉鹿
4.3

ふたりだけの世界に浸るカップルは何もない部屋で同棲を始めるが、椅子をプレゼントされたことで心まで余計な物で埋まり始める。

初イオセリアーニ。
ポスター右上の人がイオセリアーニぽいけど、両手で顔を挟…

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まじで、いい映画、すごく芸術的。ほんで音楽的!効果音が素晴らしいっていうのを体感できる、、
S
4.0
鍵穴からの監視、家具を運ぶ黒服の男たち、めちゃくちゃ共産主義のアレだ
椅子が、椅子がどうしたんですか。

お互いさえいれば何もいらないといつも寄り添ってた2人が、物が溢れるにつれ寄り添うスペースがなくなり心が離れていく。

物質主義社会を風刺的に描きつつ、感情を音で表現したりコロコロ衣装が変わるのもリズ…

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