熊は、いない／ノー・ベアーズの作品情報・感想・評価・動画配信

おばあちゃんと見た

熊なんて居ないというのは権力とか国家
とか、恐ろしい力のことなのだろうと
私は解釈したけれど、それは国境なのか
因習の強い村によるものなのか、
又は両方なのか違うのか。。。

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• #東京フィルメックス

熊なんかいない。
不毛な戦争は終わらず、人々は形だけのしきたりに従う。愚かさを象徴するような皮肉がこもったタイトル。

わちゃわちゃと村人たちが集まる展開とか飄々としたユーモアもありつつ、描いてる内…

• #東京フィルメックス

ジャファル・パナヒ監督『熊は、いない/ノー・ベアーズ』(2022)

国境という政治的な線引きによって分断される関係値を映画制作によって繋ぎ合わせようとする魂のゆくえー

"命懸け"で生存している人…

出国を許されず国境付近の村に身を置きリモートで映画を撮り続ける監督。その突き放した視線を通して、村の慣習と国家の統制の下で命が失われるさまを、何の装飾もなしに、ただただ客観的に映し出す。表面上は慣習…

『マグノリア』のテレビ局での長回しを彷彿とさせる、偶然の積み重ねと計算された演出の力のどちらをも感じさせるファーストカット。カメラは人物から人物へとフォローする対象を次々に代え、とあるカップルの会話…

都会と村に住む二組の恋人が企てる国境越えは、現在撮影している劇中劇の主題でもあり、国境付近は村で唯一電波が届く場所でもある。下敷きになってるのは風の吹くままのようで、劇中劇の完成も電波が届く国境付近…