白い決死隊の作品情報・感想・評価

白い決死隊1954年製作の映画)

THE MAN OF THE BLUE CROSS

製作国:

3.7

「白い決死隊」に投稿された感想・評価

moku

mokuの感想・評価

4.0
56分の中に目を奪われるシーンがたくさんあって素晴らしかったな。シンプルなんだけど芳醇。
雪山の斜面に描かれるシュプールに胸の高鳴りを感じたり。
犬も良かったー。

<新文芸坐シネマテーク>
smmt705

smmt705の感想・評価

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雪山がなんと美しいことでしょう…こうした名もなき人々の生活が映し出される感動、そして、犬!犬に癒された…。静かな世界にあるあのスプーン作りの音なんか、より一層と雪を感じるしんしんさ。無事に帰ってこれて本当に良かったよね。
新文芸坐シネマテーク

三、四年前に『不運』観て以来のアンジェイ・ムンク。ドイツ兵に見つかる寸前の野戦病院で、医師が凍傷の指先を切断する場面が圧巻。ノールックでランプを机の上に置こうとするがなかなか定まらなかったり、ひたすらにカリカリ鳴っている音が後々で男がスプーンを削る音だとわかったり。その場の緊迫感や焦りが一つ一つの表情のつなぎや動作のあり方で観客に迫る名シーンだと思う。険しい道を歩く重々しさとスキーで雪山を駆けていく疾走感の対比も見事。山岳カメラマンによる圧倒的な撮影と、犬のコントロールできなさが脚本に有機的に絡んでいく様も素晴らしかった。いや、犬がほんとに最高。最高だよ。
noriko

norikoの感想・評価

3.5
わんこ「大人しくおうちで待ってればよかった(´・ω・)」
そんなわんこの顔がいとおしい。
そりゃ猛吹雪に雪崩に急勾配、登ろうとすれば滑り落ちる。
帰りたいよね。
そんな素直な表情にほっこりしました。

ムンクはこれで3作目。
これといった強烈な個性は見当たらない。
だけど、本物の純映画。

白黒だからはえる白銀の世界に、正しい冒険活劇。
贅沢な時間をくれた一作です。

※ あとでもう一度書き直します。携帯からだと纏めにくい!
shibamike

shibamikeの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ポーランドの有名な映画監督の初期作品とのこと。ポスターの雰囲気で「ま、見てみよっと」くらいのノリで鑑賞。上映後、映画の説明トークがあることもあってかかなりのお客さんの数。

山小屋で孤立しているパルチザンの仲間を助けにいくという話。敵はナチスドイツ。(パルチザンって意味を知らなくて帰ってから意味を調べた。上映中に粉チーズ?と思ってしまったことをここに特筆しておく。)

救助チームが編成され、いざ集合!というときにメンバーの一人が飼っている大型犬が着いて来てしまう。「バス(犬の名前)、来るな!家へ帰れ!」と飼い主が厳しく言うも着いて来てしまう。
雪山を登る際に案の定、びびって日和るワンコ。しかし、何とか雪崩などの危機を切り抜ける。も、いよいよ危険な箇所へ乗り込む前に「吠えちゃいけないから」という今さらかよ!な理由で雪山に置いてきぼりに😭
が、勝手に首輪をすり抜け、遭難したメンバー(飼い主だったか?)を見事探し当てる。エライ!

この次のシーンで自分は映画の話をよく理解できず、突然ワンコが登場しなくなったので、いきなり切り捨てられたと勘違い。実際は待機していただけでひと安心。

ナチスドイツからも逃げ切り、雪山を華麗にスキーで下山しているとき、ワンコだけは全力疾走でワンコが心配に。
犬が好きなせいで、映画の本筋を落ち着いて観ることができず、犬を憎もうか、と思ったが出来るわけない、そんなこと。犬の話ばかりになってしまった。
Hero

Heroの感想・評価

3.5
history、修正されたヒーローの歴史、そんないわゆる“歴史”に残らない名もなきパルチザンの救出劇。
ただでさえ危険な雪山、さらにナチの監視を掻い潜っての救出劇、自らの命を守るのも精一杯なはずなのになぜかついてくるワンコ。こいつ絶対やらかす、絶対やらかすとなぜかそっちの緊張感が生まれ、案の定、このワンコを起点にプロットが転がり始める始末。画的にも、ストーリー的にも特筆することはない。その上、かなりの寝不足で挑んだ今作を最後まで観れたのは紛れもなく冒頭の足切断シーンのおかげ。戦争モノによくあるこの手のシーンのセオリーは物資不足で麻酔ナシ、口には木製猿轡、看護師マウント、血塗れの床or切断面。今作は、たぶん麻酔ナシ、鳴り響くギシギシ音、目を伏せる周りの人間、敢えて見せない血&切断面、もぉめちゃめちゃ痛い。はずなのに、泣き叫びもせず鼻歌を歌いだす張本人。鼻歌!!!痛いのか笑かすのかどっち、みたいな強烈なシーンのおかげでお目目パッチリ。ナイスムンク。
長編処女作で雪山撮影とか地獄でしかない。

【新文芸坐シネマテークVol.18 アンジェイ・ムンク】
硬質な行きて帰りし物語のなか、娘が安価なネックレスをセーターから出す色めき。あの巻き毛の男はどこからいたっけ。そんな無名性の佳作。
Mitsunoir

Mitsunoirの感想・評価

3.9
政治と戦争の時代を生きての処女長編。実話に基づいてナレーション入るという構成でありながら白く美しい雪山での冒険ロードムービー感が良かった。が、天才天才いわれる所以はわからんかった。
菩薩

菩薩の感想・評価

3.8
パルチザンの救出劇、サイレント気味の顔映画、そして超絶かわいい&有能な犬映画。ただでさえ過酷な雪山登山+ナチ兵の接近=一歩間違えたら死の緊張感の中で、ワンちゃんがひたすら緩衝材として機能、セントバーナード(首元にウイスキー)ではない。銀嶺の果てを軽やかに、美しいシュプールを描きながら下っていく彼らを捉らえるロングショットの美しさ、もういつ加藤晴彦が出てきて「アルペン!」って言ってもおかしくないレベル。壊疽を起こし始めたつま先を、僅かな医療器具(つか単なるナイフ)と劣悪な衛生環境化で切断せねばならぬ医師の苦悩、鼻歌でなんとかごまかす兵士の額に滲む汗、出来れば切断部を見せて欲しかったけど流石にこちらも手に汗握った。ヒロインがもう少し美人だったら尚のこと良しだったけど、処女長編(中編)でこの環境下での撮影は若干頭おかしいんじゃなかろうか、寒そうすぎて観てるこっちが鼻水出た(風邪か?)、小麦を取り敢えずネチャネチャ煮たやつ超不味そう。
第二次対戦下、雪原で遭難したスロバキアのパルチザンを、ナチスを避けながら救助する話。
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