天使が見た夢の作品情報・感想・評価

天使が見た夢1998年製作の映画)

LA VIE REVEE DES ANGES

製作国:

上映時間:113分

ジャンル:

3.8

「天使が見た夢」に投稿された感想・評価

思いのほか画質悪過ぎず助かった。
さよならS同様、ラストはどんっとくる感じやね。

少なからず、ケシシュのアデルブルーは〜なんかもこれの影響を少しは受けてんのかなっとか思いつつ。
sibao

sibaoの感想・評価

2.9
主演二人がカンヌでダブルで主演女優賞とったらしい?
どっちも危なっかしい性格の役。
ラストだけは今でもはっきり覚えてます。
かわいい小物とかわいい服に囲まれたイザとマリーの自由気ままなその日暮らし。しかしその場所はどこか空虚だ。

フランス映画における黒髪と金髪の二人組はどうしてこんなにも儚いのだろう。『小さな悪の華』も然り。エロディ・ブシェーズとナターシャ・レニエがイザとマリー、全てが対照的な二人を演じている。

もともと吉野朔実先生のシネマガイドに書かれていた"みじかいツメにはげかけたマニキュア"という表現がすごく気に入っていて、何が私をこんなにも惹き付けるのかと考えた。そうだ、私もこんな爪をしているのだ。"みじかくて、丸っこい"不細工な爪。それがいつも(いまでも)コンプレックスだった。

私は長くて整った爪を手に入れることは出来ない。それでもいつかこの"みじかいツメ"にイザのように深紅のマニキュアを塗ろう。はげかけていてもきっとそれは美しいのだから。
C

Cの感想・評価

3.9

渋谷TSUTAYA3/10。再鑑賞。


季節は冬。
好奇心旺盛でまっすぐなイザと、クールでちょっぴりドライなマリーは、お互い働き始めて間もない仕事先で出逢う。イザはあてにしていた友人のもとを頼れず、マリーの暮らす家で暮らすようになり、ふたりで過ごす日々が始まった。


ドライブに連れて行ってもらおうと男をナンパしてみたり、知り合った男たちに会いに行ったり、仕事を辞めてみたり、また新しい仕事を探してみたり。ふたりは多くの時間を一緒に過ごし、楽しい毎日はずっと続くものだと思っていたのに。

ふたりが向かった先は。


(ここから先はネタバレ含む。)







好きなひとの話をするイザに対して、「夢から覚めなさいよ。」と言い放つマリーだったけど、恋をしたマリーこそ、夢を見ていたんだね。事故で意識不明になった家主の娘に会いに行っていたイザも、娘の意識が戻るといいな、って、祈りのような、奇跡のような、そんな夢を見ていたんじゃないかなあ。

破れてしまった夢に、耐えられなかったマリーの選んだ答えと、これからも、別の場所で、また別の誰かと出会い、続いていくであろうイザの人生。最後までマリーのことを友達だと思っていたイザの姿に泣けた。イザはマリーのことを本当に想ってくれる大事なひとだったのに。マリーも、つっかかってばかりいないで、もっと他人に頼る術を知っていたら苦しさから救われていたのかもしれないのにな。けれど、そう出来ない彼女の不器用さも、あたしは知っているから、やっぱり苦しくて、涙が出たんだ。たったひとつの恋で、友情がだんだんと崩れていくのも観ていて辛いものがあった。楽しかった時間はたしかにそこにあったのに。どうしてこんなにも脆いのかなあ。ルームシェアしてたときの、寒かったあの冬のことが頭によぎる。楽しかった時間と、モヤモヤっとした時期と。…ああ、もう、アレだ、寝よう。。イザのように、前向いて。前見て進もう。
醜い感情も美化することなくごろっとそのまま出してしまう。苦手な人は苦手、好きな人はそこがたまらない、剥き出し系(そんなジャンルはありません)フランス映画の見本のような作品。
私はわりと好物なほうなんですがこの映画は後半、主人公ふたりがいがみ合うシーンが多くて観ていて少し辛かった。
いつまでも続くと思っていたおだやかな時間はふたりが見た束の間の夢。静かにミシンに向かうイザの表情にそんなタイトルの意味を感じて。なんとも言えずせつない気持ちになった。
エロディ・ブシェーズとナターシャ・レニエの奇跡的ともいっていい芝居が心に残る。役のおかげもあってか、お互いを際立たせる相乗効果。
悲しい出来事の後、ラストの余韻がとてもいい。
neneco

nenecoの感想・評価

2.5

このレビューはネタバレを含みます

フランス映画らしく、悲劇的結末。暗い。
見終わって得るものも無かった。
SatoEmiko

SatoEmikoの感想・評価

5.0
大好きな映画の一つ。
子どもみたいに自由なイザとちょっとひねくれたマリーが出会い、友達になって、二人でたくさん笑って、たくさん遊んで…
そんな自由で無邪気な生活がマリーがある男に恋をしてしまったせいで、イザとマリーの暮らしが、友情がだんだん崩れていってしまう…なぜいがみ合うの?

見ていてとても心が痛い。
あんなに笑っていた二人が、たった一瞬の恋で狂わされてしまうなんて。

昔は、自分を一人で保てなかったマリーの心の寂しさにばかり注目していたけれど…
あるとき久しぶりにこの映画を観たとき、一番印象に残ったのは、最後のイザのシーンだった。
いろんなことがあったけれど、それでもまた働き始めるイザのすがた。
「それでも生きる」イザの強さに気づいた時、とても感動して涙が出たことを覚えてる。

たった一瞬でも輝いた若い二人の思い出が、辛く、まっすぐなイザの心に胸を打たれる映画。