濃厚で濃密な時間が流れます。
じっくりと2人の心理の変化に寄り添う演出に「これは舞台だ」と感じました。
それもそのはず。もともとが戯曲なのですが、舞台上で流れる生の時間をそのまま映像にしたような。…
ある女が、別れた夫と共に過ごす一夜の物語。原作は戯曲らしい。
全編ほぼ女 河野知美 と男 梅田誠弘 二人の会話劇。それが余りある余韻をもって実にスローに進行する。そのペースにシンクロするのに少し時…
松田正隆戯曲。6年ぶりに元夫は女を訪れる。会話劇から浮かぶ女の壮絶な過去と現在。余命僅かな男に女は1万円で体を売る。赤い非常灯、破れた襖、雨漏りする部屋。リアルと幻想、笑い怒り絶望、佐世保弁の情念の…
>>続きを読むセリフ、演技どれをとっても傑作だった。
ここまで細かく表現できるものなのかと。
だいぶずっしりきて数日経ってもまだ引きずってる…
一般的な映画を観るつもりで観ると、時間の長さや間のとり方、唐突な展…
2023年11月26日新宿武蔵野館
北野武の「首」とかがあるこの週末に敢えてこれを見る人達っていうのは「好き者」なんだろうなと自己批評。エンタメ要素ゼロ。
午前中の映画は2時間でもトイレに行きたくな…
率直に、観る人を選ぶとゆーか、「玄人好み」と言っても全く許される様な作品だとは思われますかね。かなりの長尺+そのワリにもごく繊細なる内容⇒からの終盤は意表を突く超展開の連続………大袈裟に言うとある種…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
元夫婦が瀬戸大橋を渡った街で再開。
別れたあと壮絶な人生を歩み、今は売春を生業としている元妻。そこへ死の病を宣告された元夫が訪ねて行きます。
約2時間半の尺の作品ですが、全体の八割?は二人のたわいも…
このレビューにはネタバレが散りばめられていますのでご注意!
この傑作を多くの人にお勧めしたいです
冒頭の粗い白黒のプライベートフィルム映像からこの映画は始まる。海岸を楽しそうに走る女、ショットは男…
© 2023松田正隆/屋号 河野知美 映画製作団体