ある日突然、男(吉岡睦雄)と女の心中死体が海岸に打ち上がる。物語は最初から湿っている。祥子(さとうほなみ)と同棲していたはずのピンク映画の監督・栩谷(綾野剛)だけが取り残された。心中相手は同じ監督…
>>続きを読む【好きだからセックスをするのか、セックスをするから好きなのか】
賛否が分かれそうな作品。
私は好き。結構好き。
序盤は「大学生が撮っているのか?」と思うほど何か繋がりが変だったり、音が変だったりと…
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モノクロとカラーの対比、また昔の祥子の明るさと現在の栩谷や伊関の終わっていく感の対比。とても良かった。そこに降りしきる雨。もう芸術作品ですね。
「火口のふたり」もそうだったが間にかかる音楽が昭和感満…
美しく、心に深く忍び込んで来る映画でした!
取り戻せないあの時に囚われて、傷を抱えて彷徨う様に生きている栩谷。伊関と言う不思議な男との会話で何かが動き始める。「朽ちてなお、生きていく」生きることの残…
このレビューはネタバレを含みます
ひとりの女の元彼と元々彼が
偶々遭遇して語り合う話。
今年の荒井晴彦は最高か!
「福田村事件」に負けず劣らず
本作もよかった。
ただ、女の父親の説明台詞、
あれだけはいただけない。
「君は天然色…
綾野剛と柄本佑がバカスカ煙草吸いながらグビグビお酒飲んでお互いが愛した同じ女を語り合う作品。雰囲気が良すぎる。
そもそもこの映画見よーって思ったキッカケが雰囲気に魅了されたからだしね。どっかのこの作…
荒井監督が特に若い人にぜひ観てほしいと言っていましたが、私30代女性、しぬほど沁みました。
震え泣いてなかなか席を立てなかったあの時の感情は、簡単に言葉にして誰かに渡せるものではない。それくらいか…
良作。
これまで、真剣にピンク映画に携わり、夢半ばで消えていった全ての人たちへのオマージュと感じた。
しっかりと18禁の作品で、対象となるシーンが多く出てくるが、どれも皆、官能的というより、悲哀…
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