冒頭近く、列車の窓辺で微睡む主人公アーサー(J・オコナー)に声をかけた車掌が詫びつつこう言う。「夢の結末はわかりませんよ」。
彼の言葉が示すように、映画の結末もまた幸福だったのか不幸だったのかは「わ…
ファンタジーの要素もあるのに欲に走る人たちの人間くさいストーリー。ラストは蜘蛛の糸も感じ、因果応報、自業自得なんて言葉と共に再生も。80年代まだ墓荒らしくらいあったか。田舎の方なら好き放題かも。バチ…
>>続きを読むタバコ
1980年代、イタリア・トスカーナ地方の田舎町
考古学愛好家の青年アーサーには、紀元前に繁栄した古代エトルリア人の遺跡を発見できるという不思議な力があった
アーサーは墓泥棒の仲間たちと埋葬…
2025年111本目。
終わり方いいなぁ。正直、どこに向かうのかよくわからない、若干のだるさすら漂う展開に「思ったほどじゃなかったかなぁ」と思ってたんだけど、ラストの美しさでガッと巻き返した印象。ア…
A24的な、現代映画のダルさが象徴的に出ている作品だ。男は寡黙で喋らず、周囲の女性や、オカマたちがうるさく騒ぐ構図。ショットは連鎖していかない。停滞が気持ちいいかのような空気感。女神像の頭を放り投げ…
>>続きを読むローマ人による侵略で消えてしまったエトルリア文明。その貴族たちの墓を見つける不思議な力を持つ「外国人」アーサー。彼はある場所に来ると天地が逆さまになったり、倒れ込んでしまう。何かが大きく揺れるのだ。…
>>続きを読むイタリアのトスカーナ地方を舞台にイギリス人考古学者を主人公とした物語。
作品中で詳しくは語られませんでしたが、主人公は遺跡の墓を探すことができる特殊能力を持っていて。
その能力をあてにした村人の墓泥…
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