少し古めかしいフィルムの映像で、画郭もカメラのファインダーそのままのようなところが心地よかったです。舞台になっていた1980年代の雰囲気がうまく表現されていました。
コメディに分類されているよう…
<冥界と現世を彷徨う男の悲哀>
1980年代のイタリア。考古学愛好家のアーサーは、墓地遺跡に眠る副葬品を探し当てる特殊能力を持っていて、盗掘団一味と遺跡から掘り出しては売りさばいて暮らしている。あ…
1980年代イタリアのトスカーナ地方、紀元前の遺跡を発掘できる能力を持っており、取り巻きの墓泥棒たちと副葬品を売って生計を立てるイギリス人のアーサーにまつわるイタリア製作のファンタジー映画。
結末…
このレビューはネタバレを含みます
埋葬物とそれを供えられた故人への「人目に晒されるための物ではない」という意識がありながらも生活のために墓泥棒を繰り返す。この自意識と行動のズレに主人公がずーーーっと苦しんでいて、とても救いがない話の…
>>続きを読む面白かったものの、自分が閉所恐怖症気味なもので、肝心なところでドキドキしてしまい、ストーリーに集中できなかった。。
暴かれる前後の遺跡の描写がとても印象的だった。長い時間を経て、人の目に晒される壁…
夢を追う人、富を追う人、愛する人を探す人
。
トスカーナを舞台にたくさんの思惑に巻き込まれていくイギリス人という構図が面白い。
オルフェウスとエウルディケがモチーフになっているって事前に知っておいた…
アリーチェロルヴァケル監督作品。
「幸福なラザロ」は個人的にあまりハマらなかったが、本作は監督特有の不思議な感触を楽しめた。
アドベンチャー、コメディの膜に覆われた、切ない喪失の物語として、面白…
© 2023 tempesta srl, Ad Vitam Production, Amka Films Productions, Arte France Cinéma