ちょっとした絶望を抱えながらもちゃんと生きる。世界のどこかに巣食う残酷に時々足を取られながらも日常をこなす。平凡で普遍的な人間の生活を丁寧に描いていて、人に向き合ってきた作家なんだとわかる。
こんな…
いくつかクリップしてた中からの、初のアキ・カウリスマキ作品。
よくテレビで取り上げられるような『幸せの国フィンランド』からは想像もつかないような不安定な生活をしている男女が、カラオケで出会ったこと…
みんな終始笑わないし、貧乏で仕事も安定しないし、個人的不運にも見舞われる。
それでも、なんだか幸福感に包まれる。
アキ監督の映画は強烈においしい特別はものではなく、寒い外でいただく豚汁のような体に…
カウリスマキ定食の安心の味だった。30年前の作品とストーリー構成やキャラ造形は変わらないものの、人間への眼差しが優しくなってるように感じた。
くたびれ果てた中年男女の2人がどんどん可愛くなってくる不…
セリフ最小限。表現最大限。見せる映画。単調なラブストーリーは苦手やけどこれは見れる。
雰囲気で人生うまくいってないのまる出しの男女が出会う話。邦画でもこうゆう暗めの雰囲気の映画多いけど、BGMの違…
近作でもめちゃくちゃカウリスマキ全開だった
多少なりとも湿っぽい現実を、カラッと(それでいて自然な叙情を湛えて)映すのがいい
色使いとか独特でこだわりを感じる画作りでありながら、市井の人々を素直に描…
© Sputnik Photo: Malla Hukkanen