アキカウリスマキの映画はすごい好きなんだけど、毎度毎度ブルーカラーの人間を人生の負け組みみたいにいい描くのはどうなんだろうと思う。なんかブルーカラーの人間は全員負け犬みたいで馬鹿にしているかのように…
>>続きを読む主人公のニカンデルはゴミ収集人です。独り暮らしで自炊しています。
相方のイロナはスーパーの店員です。同じ店で働く同僚のお姉さん(姉妹ではありません)と同居(単なるルームシェア)しています。
不器用…
ただ不器用な二人が付かず離れず、セリフも少なく、表情もなく、映画的なスペクタクルが起こりそうな気配を孕みながら、結局何もしないので発展することもない。退屈といえば退屈だが、このなんてことのない恋愛こ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ずっと真顔だしなんなら半ギレだしって感じだけど、だからこそ最後にチラッと見える優しい笑顔で、これってすごくすてきなラブストーリーでハッピーエンドなんだと感じられたような気がする。
入ろうとして断ら…
カウリスマキ作品の常連となるマッティ・ペロンパーとカティ・オウティネンを主役に据えたつつましいラブストーリー。
今作で描かれた貧しいながらも小さな幸せを求めて懸命に生きる労働者たちの姿は、カウリスマ…
カウリスマキの映画にしては速いカット割り、毎朝のルーティン、ゴミ収集の仕事がテキパキとこなされていく。焼却炉に飛び込みかけたり、暴行を受けて地面に横たわったり、身体の取扱いもそこに近似していくが、無…
>>続きを読むゴミ収集人の男と、スーパーのレジ係の女の、無口なラブストーリー。
物語も半ばを過ぎた頃、はじめて女は男に名前を尋ねるが、男は答えず。結局、最後まで二人は互いの名前を呼び合うことはない。それほど淡白で…
フィンランドの冴えないおっさんとフィンランドのパッとしない女の地味な恋物語。実に淡白です。恋人達には決してオススメしません。しかしラストは結構好き。デートの時に花を手にしたニカンデルがかわいい。パッ…
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