3年間一緒に暮らしてきた恋人にプロポーズされた女性は、翌日に行方不明になった。ヒューマンドラマ作。「市子」の存在を辿る物語で、あらゆる登場人物が出てきて、時間軸も前後していく構成ながら、無駄がなく、…
>>続きを読む市子と市子の家族が取った選択は考えなし過ぎるだろうと思うものの、それは部外者が結果論で語っているだけであり、市子の本当の心情はわからない。この作品もそこにはおそらくあえて触れず、それを杉咲花さんの演…
>>続きを読むひたすら、だらしない母親の物語…
次第に明らかになる市子の境遇にはとても同情したけれど、市子ひとりで抱えるべきでは無かったし、それは到底無理な色々な出来事。
市子を守ってあげたい気持ちは分かるけ…
【映画に直すときに】
もともとは演劇作品だそうです。
私はそちらは未見ですけど、たぶん芝居としては面白かったのだろうと思います。
映画としてはどうか。
途中で刑事が登場して、わりに早い段階で市子…
『市子』凄まじい半生、凄まじい演技だった。杉咲花。喜怒哀楽を大袈裟でなく死んだ心と冷たい関西弁の上に微妙に乗せてきて、社会問題や倫理観よりも作品の肝のずばり「人間ドラマ」をどんどん作りあげていく。没…
>>続きを読む●市子(2023年日本。杉咲花)
重たい。
なぜプロポーズを受けた翌日に「市子」は失踪したのか?
その足跡を追うことが市子の過去を暴くことになってしまう。
平凡に生きている人は,平凡ではない人…
このレビューはネタバレを含みます
杉咲花と若葉竜也が作品のクオリティを全身で担保し、宇野翔平、中村ゆり、森永悠希、中田青渚らが盤石の演技で脇を固めた手堅い一作と言っていい。年に一度くらいこういう邦画が生まれる。集中して観られた。
…
©2023 映画「市子」製作委員会