すばらしかった...オールタイムベスト10に入ります。はっきりと濱口竜介作品が今作には存在していて、それでもしっかりと杉田監督映画でもある。現実とシームレスに感じるしかない人物の実在感と、絵画のよう…
>>続きを読む穏やかな出逢い、偶然のすれ違い。
漂う不思議な空気と、不穏の気配。
映画でこその密やかな描写を磨く杉田協士監督作。小川あんのジト見に『天国はまだ遠い』が想起されると、濱口竜介『偶然と想像』の音が流…
荒木知佳がキノコヤのカウンターに立ち、叔父に扮する金子岳憲がひょっこり顔を出す前作の世界は、その主題とともに本作へ引き継がれる。そしてその世界と主題は、濱口「偶然と想像」第3部をともに見たふたりの女…
>>続きを読む【内面の辛さを他者の居場所からどこまで見届けられるか?】【東京国際映画祭】
■あらすじ
書店員の春は駅前のベンチに座っていた雪子に道を尋ねるふりをして声をかける。春は雪子の顔に見える悲しみを見過ごせ…
このレビューはネタバレを含みます
かなり挑戦的な余白と省略。1カット1カットが丁寧に的確に映し出されると同時に様々な方向から想像でき、広がっていく登場人物たちの関係性や背景。限定的なひとつひとつのショットの中には何か起こっている場面…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「光のうた」「春原さんのうた」から、「ひとつのうた」は後追いで、観てきた杉田監督作品。
TIFFにて。
アフタートークに杉田監督と、出演者の眞島秀和さん。杉田監督の、大学の卒業制作に出演した縁か…
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