ケン・ローチは、作家性があまりに強烈に印象づけられているのであまり意識してこなかったんだけど、編集のキレがすこぶる良い。「流されるまま生きる女性」を描いているという点では、『ワンダ』という傑作がある…
>>続きを読む『私は、ダニエル・ブレイク』ケン・ローチ監督の長編デビュー作。ゴールデングローブ賞では外国映画賞にノミネートされた。
うーん、底辺に生きる人を描くというケン・ローチの視点は変わらずだけど話の内容に…
主人公の女性の思考が謎すぎて、彼女の言葉一つ一つに驚きしかなかったです。
このタイプの人は映画でも時々登場しますが、この映画でたっぷり1時間40分、自分にはよくわからない人の生態をじっくり観た感じ。…
オープニング
出産シーンから家に帰るまでの幸せそうな彼女
流れる曲の歌詞がその後を語る
暴力的で子供にも愛のない夫
それだけならまだしも強盗を繰り返し刑務所に
18歳で出産、安定した職に就くスキル…
若い女性が赤ちゃんを産み、抱っこしてアパートへ帰ると、その赤ちゃんの父親であるトムが「もう退院したのか。」
始まってすぐに負の匂いしかせん。
お金を沢山手に入れたから高級な所に引っ越そうって、そのお…
このレビューはネタバレを含みます
泥棒稼業の夫や友人デイヴの間を行ったり来たり、2人が刑務所にいる時は、何年も男なしの生活なんてと気軽に男と寝ちゃうゆるい貞操観念の母親なんだけど、息子への溢れんばかりの愛情だけは揺るがないのでそこは…
>>続きを読むうーん、これは劣化版WANDA...
WANDAを少なくとも5回以上はVHSでダビングし続けたような解像度の映画でした。
明らかにどのシーンもカットもダラダラと長く、貞操観念の低い女の悲哀や、カメ…
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