イングランド北部のモルタル色の街並みを舞台に、若者たちの夢と現実がぶつかり合う静謐な叙事詩だ。
シェフィールドの煤けた街角、錆びた工場跡、薄暗いパブのカウンター。
ローチのカメラは、ドキュメンタリー…
“そんなに責めないで”
“人生は短い”
“人は何も持たずに生まれてくる”
“賢くなったわけでも無いけど”
そんな歌が流れる中、若い女性が出産をし生まれたばかりの子供を抱えてカフェに入り帰宅…
泥棒家業を生業としている男と成り行きで結婚、出産した女性を主人公に、理想と現実の狭間で揺れる心情と行動を綴った玄・ローチ監督とデビュー作。
思うがままの生活が続かず、何度も現実の厳しさに跳ね返される…
OPが印象に残ってますね、EDもそう来るのかって感じで面白かった。
個人的には長編デビューとは思えないすごく出来上がった作品だと思いました。なんか映画の教科書みたいだなと、観ている最中に思いました…
【鑑賞メモ】
パウダーブルーのリボン。
見つめる青い瞳。
手紙を綴る窓辺。
ケン・ローチというと、「社会派/"テーマ系"監督」のイメージが強いのに、それでいて映像の質感や色味が印象に残る作品も多い…
ケン・ローチの監督第1作。テレンス・スタンプは、「コレクター」「遥か群衆を離れて」に続く作品で、駄作のない俳優との信頼を得た。本作は、すでにどこを切ってもケン・ローチ。金太郎飴のような名品。劇場は丸…
>>続きを読むふわっふわに生きる60年代のシンママ。
自立とか、考えるってことも放棄してる感じで、男に依存しないと暮らしてゆけないのが哀しい。選ぶ男たちもなんかもぅ。
ドノヴァンの音楽に寂し過ぎる海辺のあそびに、…
ケン・ローチ監督長編デビュー作って事で、出産シーンとドノヴァンのOPからして攻めてる。底辺シングルマザーのヨレヨレな実態な訳だけど、男を含むあらゆる悪い環境と華やかなスウィンギング・ロンドンの時代の…
>>続きを読むケン・ローチの長編デビュー作。
この監督の作品を初めて観ました。
結構好みだったよ
ふとした時の儚げな淡い色合いが特に好き
この女性のちゃらんぽらんさがこの映画の良さだなって思う。ちゃらんぽらんな…
ケネスローチのデビュー作。
冒頭のドノヴァンの曲から掴まれる。
バックグラウンドの曲が悉く良き。
展開のテンポ良し。
ドキュメンタリー風の演出、会話の自然さ、ケンローチ節。
主演キャロルホワイトが…
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