このレビューはネタバレを含みます
タイトルにもある「不在」というテーマを扱った、哲学的視点を持つ作品となっている。
主人公にとって、父は幼少期から「大いなる不在」であった。しかし、義母にとっての父は、愛情と穏やかな日々を共に過ごし…
藤竜也さんが、終盤、髭面で一人で家の中で色々わからなくなっていくものと戦い、思い出すために一生懸命になっている姿が、晩年一人暮らしをしていた自分の父の姿と重なり、ふっと自分の思い出の世界にひっぱられ…
>>続きを読む25年前に母親と自分を捨てた父親が警察に保護され血縁者の息子である主人公に連絡が入る・・・・。
大学教授の経歴を持つ父親は過去の威厳を認知症によって失い別人格の男になっていた。
幻覚や妄想に…
祖父母をおくり、今は両親も高齢。もちろん自分も人生折り返している身としてはとにかく身につまされる。
正解も何もなくなっちゃって、正しさも通用しない。説得したり、分かってもらうことも無理。どうしたら…
認知症モノなのに、詩的な雰囲気があり難解だった。
実の親子でお互いに丁寧語を話す関係って他人行儀で余所余所しいなぁ。
森山未來と藤竜也が演技派だから、会話がヒリヒリしていてちょっと疲れた。
介護職に…
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