あとほんの少しの命…
最後に何を見たくなるだろう?
メルヴィル・プポー演じるロマンは、余命あと少しと医師から告げられる。
ゲイである彼と愛する相手と抱き合うシーンもとても美しい。
フランスって凄い…
このレビューはネタバレを含みます
気になっていたフランソワ・オゾン監督の作品。フランスの映画だし、グザヴィエ・ドラン監督みたいな実験的で芸術的すぎな難しい作品かな?と思っていたら、そんなことはなく、とっても美しい良い映画だった。ただ…
>>続きを読む DVD持っておいて、数年ごとに観返したいなぁと思う印象的な作品。
2022年5月、十数年振りに再鑑賞しました。90分ほどの映画だけれど、内容は非常に濃くて、見終わったあとも、しばらく尾を引きま…
メッセージ性の高い映画と言うよりは、
その年齢なりの偽らざる心境を、
思いっきり趣味に走って吐露しただけの映画に見えました。
それでもそれなりに見せてしまうのは
才能と人柄のなせる技でしょうか。
…
再鑑賞
パリ在住のカメラマンでゲイのロマン。
彼は医師に化学療法を受けないと余命3ヶ月と宣告される。
まだ31歳の若さだった。
病気を隠し同棲中の恋人と別れる。
たびたび自分の幼少期のシーンや子…
余命僅かと告げられたロマン。
幾分華奢で透明感のある青年に帯びた憂い。「二人の関係は終わった」と言えば、それは言葉だけなのに本当に終わってしまう。何かが解けたみたいに。ならば「好き」という気持ちも…
余命について家族でも恋人でもなく祖母にだけ打ち明ける「僕に似てるから、もうすぐ死ぬから」という理由が深層心理の核心を突いていて妙に納得する。告白によって無益な同情や憐れみを誘うくらいなら自分と立場が…
>>続きを読む『5時から7時までのクレオ』(1962)のように、死期を宣告された男、ロマン・ブロシャンを静かにカメラが追いかける。
本作は死の三部作のひとつらしいが、『Ricky リッキー』(2009)、『ムー…