ゴダールは常に「(その)ムードである」と画面を指差しているようで、それ自体が映画の推進力となる。今作はとてもそれが強く、柔らかなムードの規定の連続が本当に面白かった。
映画監督は映画を撮るし、自動…
結局、ジャン・リュック・ゴダールという人は映像と音で『POP』を生み出すマスターじゃないかと。ゴダール作品を語るには眉間にしわ寄せて小難しい事を言わないといけない感じありますけど、この作品なんて単純…
>>続きを読むスウェーデンにいた時に友達に「気狂いピエロ」を何となく鑑賞した記憶があるが、フランス語に慣れない英語字幕で、途中で置いて行かれた気がした。
そう言う意味で、キチンとジャン=リュック・ゴダール作品を…
“軽さ”のやるせなさ。
主人公の性格も、映像も、セリフも軽い。味気無いんだけど、結果的にそれがフリに感じた。全か無か。無を選べば、悲しさも持たなくて済む。その楽を目指す考えが、人間に虚無感を与えてい…
退屈だけど退屈じゃない、ずっと見ていられる映画だったな〜。
当時これを見た若者はめちゃくちゃやられただろうし、色んなものをぶっ壊した感覚なんとなく分かる気がした。
ラストのジャンポールベルモンドの顔…
惹かれ合う男女の道程において、緊張感漂う二人の呼吸のすれ違い。
身体的にそばにいるはずと、その儚さといじらしさを感じる。
エロティシズムと愛は同一なのか。
法や秩序から外れたならず者たちは、排除…