カメラを被写体に近づけることで前景と遠景の間の距離が無化されてしまい、画面がのっぺりする
屋内のシーンではカメラの位置を地面スレスレまで低くして前景にモノ、中景に襖、後景に人と障子を配置することで…
このレビューはネタバレを含みます
シリーズ6作目。
「ゲストキャラのイケメンといい雰囲気になる→イケメンは死ぬ」
これは様式美的な毎回の定番なのか、まだ1と6しか観てないから分からない。
ミカン渡す場面がとくに名場面とされてるらしい…
今度こそ出てきた安部徹!
いやあやっぱりいいわぁ。
考えてる様で、考えてない感じ。
代えがたい役者ですよ。
それは勿論主演の2人もそうですよね。
橋の上での別れのシーン。
2人の目だけのアップに…
加藤泰は『花札勝負』も『お命戴きます』も良かったけど、緋牡丹博徒全8作の中でもこれが一番好き。
バチバチに決まりまくる構図、高密度の狭い部屋で定点長回しでもまったく飽きさせない画、雪と菅原文太。眼福…
前日譚『花札勝負』に勝るとも劣らぬ傑作。『花札勝負』とちがい脚本にも加藤泰が参加。深い画面を生かした役者の配置が絶妙。キミコとお竜の再会シーンの長回しは白眉。アラカンも文太もいい感じ。今回の若山富三…
>>続きを読む序盤は長回しにより登場人物の性格がわかりやすくてゆったりと描き出されていた
中盤から終盤にかけては善人と悪人の対比がはっきりとしてきた
場面展開が早くて興奮度が増していく
品行方正なアラカンも良いが…
サロンシネマの移転前記念上映。
これがスクリーンで観れるとは、感動。
お竜さん、格好良すぎる。
任侠の世界に真っすぐ生きる女、この緋牡丹シリーズ、たまりません。
2022.6.8 DVDで鑑賞。
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『緋牡丹博徒 花札勝負』(1969年)の続編的内容。
藤純子は因縁のあった女の遺した娘に視力回復の手術を受けさせるがその後離れ離れになり、娘を探して身を寄せた浅草の嵐寛寿郎の一家の下で縄張りをめぐ…