橋、雪、蜜柑、男と女。再度2人が橋で落ち合う際に交わされる視線。あらゆる瞬間に溢れる加藤泰美学。最も美しいのはやはり富士純子と菅原文太の逢瀬。
ラスト、洋館の階段を昇りながらの立ち回りも空間を上手く…
★★★liked it
『緋牡丹博徒 お竜参上』 加藤泰監督
Red Peony Gambler 6: Oryu's Return
6作目/全8作
富司純子 as 緋牡丹のお竜
&菅原文太 as…
シリーズ第6作。途中までは退屈なんですよ。シリーズを重ねてマンネリ傾向が強まり、先の展開が読めちゃうんですよね。
ところが、クライマックスが異様に盛り上がるのです。
まず舞台が浅草の凌雲閣という…
叙情とテクニック。
繰り返される二人の道行。大勢の心持ちを一画面で読み取らせる長回し。鏡と窓とカット割。ローアングルでとらえる芝居は客席からの目線。
血が流れても、お竜さんの顔はけがれず白く美しいま…
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