なんだかんだ言っても、結局ハッピーエンドで終わる映画的な体裁を取りつつ、「“ハッピーエンドでよかった”なんて言わせねぇよ」という圧が、全編を通してグイグイと迫ってくる作品だった。
「戦後」と言っても…
お乳が出て、それを養子に出す前の子にあげる、愛する、養子に行かないで欲しいとまで思う
出される家族を見ようと着いていく先で目にする真実
自分もまた、子を託したことが今さら苦しめる
戻る場所は、子を持…
映画を見たのは暗い雨が降る夜で
帰り道とても怖かった。
救いもなく、ただただ痛くて辛かった。
唯一心が安らいだのは
戦争から帰った夫が
自分の子でもない赤ちゃんを
「この子は美しい、
手放しちゃ…
重苦しいストーリーにモノクロの映像がすごくハマっていて、幽霊やモンスターが出るわけではないけれどゴシックホラーみがあって、とにかく雰囲気が良かった。街の様子、工場周辺の黒っぽい感じ、菓子店があるあた…
>>続きを読む今年ベスト
脚本、画角、音響どれをとっても非の打ち所がない。
従来の家族概念の界面の捨象、各人のアイデンティティの消失がこれ以上ないインパクトをもって描かれる。サーカス壇上で夫の爛れた顔に入指する主…
2025年 65本目
実話に着想を得ているからか、映画全体の不気味さそして怖さがじわりじわりと襲ってきてわかってくる感覚があった。 あと普通にちゃんとあの資本家みたいなやつがやな奴だった、どう考…
ネット上の友人が感想書いてて気になったから見た
サーカスのシーンで旦那さんがセンセーショナルな見世物として紹介され、戦地に行かなかった人達が笑ったりしてるのが嫌で吐き気がした。
ずっとしんどくて重…
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