チャンスの作品情報・感想・評価・動画配信

「チャンス」に投稿された感想・評価

ニーチェの愚者が山から下りて教師になり最後は超人になる「ツァラトゥストラはかく語りき」を下敷きに作られたコメディ


知的障害があり読み書きもできずTVばかり見ている庭師のチャンス
物心付いた頃から住み込みで働いている家主の家から出たことは無い
家主が亡くなり初めて外の世界にでるチャンスだった。。


ラストが素敵な驚き👀‼️





今日、美人姉妹と友達の3人組にUberで呼んでもらった🚕💨💨💨
これから佐賀に姉妹で帰るという🐸
取り敢えず新幹線で福岡までは行けると思いますとのこと🚄
帰れたかな。。💦

兄ぃさん大丈夫かな❓😅
datenao

datenaoの感想・評価

3.0
率直に面白かった。
淡々としていますがコメディ。
めちゃくちゃ笑えるとかではないけれどふふっと笑いが込み上げて来る感じ。
ただラストシーンの意味が分からない。
どういう意図があったのかどれが正解なのか自分の中で考えが纏まりません。
2回目です。
忘れていたと思ったら全部覚えていた、そのくらい印象的な作品です。

子供の頃からある家の庭師として働いていた初老のチャンス。主が亡くなり、初めて家の外に出ます。テレビでしか見たことのなかった世界で出会う人たちは、チャンスの率直で純粋で謙虚な姿勢に魅了され、深遠な言葉に哲学的意味を見出だします。

でも、コメディなんです。大統領候補にまでなってしまうのです。

チャンスは庭の世界しか知らないので、庭のことだけ話します。

人はそれを隠喩としてとらえ、また、世離れした、紳士然とした、自然な姿に心地好さを感じていきます。

アイロニーなんだけど、勝手にチャンスを偶像化して崇め、みんながハッピーになっていく。

一つの世界でそれだけに生きてきて極め、自分の哲学をもつ。素晴らしいと思います。

エンディングが素敵です。

昔読んだ本で、タイトルがうろ覚えなのですが、「ゾマーさんのこと」違ったかな。読後感と似ていました。

私も植物や庭が好きなので、チャンスの言葉がメタファーに感じました。
ハル・アシュビー監督なので当然観ている思っていたら記憶違い、未見でした。
生まれてこのかた屋敷の外に出たことがない庭師。
外界との接点はテレビだけ。主人が亡くなり未知の世界に放り出されるが、政財界の大ものに・・・
ファンタジーに分類されるのだろうが不思議な雰囲気を持った作品。エリック・サティの音楽もツボを得ている
ヘルツォクの「カスパーハウザーの謎」と比較すると面白い。
【吹替版/TV②】
〇'82 10/24
テレビ朝日『日曜洋画劇場』枠にて放送


【吹替版/TV①】
〇' /
TBSにて放送


【字幕版】
●'20 6/12〜18
『ワーナー・ブラザース クラシックス上映('20 6/5〜25)』
配給: ワーナー
6/18 10:00〜 福井コロナ シネマ9にて観賞
DCP上映
LPCMモノラル
旧作上映の為、パンフ発売無し。
※手書きフォント字幕
冒頭のワーナー・ロゴ、AOL TIME WARNER時代のものを使用。


〇'81 1/31〜公開
配給: 松竹富士
ワイド(PANVISION/ビスタ)
モノラル
フィルム上映
※劇場では字幕版のみ。
mamidori

mamidoriの感想・評価

4.0
「良いひと」とか「素晴らしいひと」と言われる人の本性を見た感じ。嘘をつかず、強い言葉を使わず、相手の想像力次第で言葉の意味が変わる。だから、有識者たちは都合良くありがたがって、周りは偉い人が褒めてるから素晴らしいものだと受け入れられる。
どこにも実態がないのに、周囲が彼の物語を動かしていくのが面白かった。
youkey

youkeyの感想・評価

3.0
記録。

大人の寓話。的な感じなのだろう。
有名な作品だから一度は観ておこうと意気込んだにもかかわらず、前半はほぼウトウトしてしまった。自分にはハマらなかったのかなぁ😅

再開後、久々のTOHOシネマズ。
映画の面白さでもあるんだろうけど、すべてのシーンに意味づけして、冷笑を誘って、達観した語り口で、そういう映画が苦手です。この映画もそう。

なんの意味なんてシーンに意味を感じたいし、そこで揺さぶられる衝動を映画には求めたいんです、わたくしは。

劇場 No 62
80点

リバイバル上映です🎬
VHSでかなり前に観ていましたが、劇場で観るのは初めてでした🤗
実はこの作品、好きなので、上映を楽しみにしていました🤗

物心ついた時からほとんど一歩も屋敷の外へ出たことのない庭師のチャンス👤
ある冬の朝、年老いた主人が亡くなったことから屋敷が封鎖😓
チャンスは初めて一人で街の中へと飛び出すことになる🚶‍♂️
そんな彼がふとしたことから出会ったのが、経済界の大富豪・ベンジャミン💵
彼はチャンスを事業に失敗した実業家と勘違いして、その純粋無垢な精神に感銘を受ける🤔
植物の知識しかないチャンスだったが、ベンジャミンはそれを経営哲学と受け取り、果ては大統領の目にとまることに...🤭

‘ピンクパンサー’ のピーター・セラーズが発掘した原作を、監督に持ちかけて実現した作品だそうで、一風変わった印象がする風刺精神溢れるコメディ(?)ドラマ🎬

金と欲としがらみに雁字搦めに縛られた政治家や権力者たちが、相手の意図を忖度する状況を揶揄しているようで面白いですね💵

それとは対照的に、保身のために言葉を弄ぶこともなく、率直に意見を述べるチャンスの姿勢が痛快👍
チャンスの正体を巡ってFBIやCIAまでが翻弄されて行くという、本当に無理なストーリー展開なのですが、セラーズの自然体の演技に全て持っていかれてしまいましたよ🤗

シャーリー・マクレーンと繰り広げるロマンスも秀逸で、初めてマクレーンが可愛らしく思えました😄

また、チャンスが初めて一人で外へ出て行く際に流れるBGMが、ポップス風にアレンジされた ‘ツァラトゥストラはかく語りき’ というのも効果的な演出で興味深かったです🎶

ただ、作品の余韻に浸るのに、あのエンドクレジットのNG映像は必要ありませんでしたね😔
Dick

Dickの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

1.まえがき

❶1979年、心臓発作のため54歳で急逝したピーター・セラーズの遺作となった作品。セラーズは本作で、ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞している。また、経済界の大立物を演じたメルヴィン・ダグラスが、アカデミー賞とゴールデングローブ賞の助演男優賞を受賞している。

➋日本初公開は1981年1月であるが、当時小生は海外駐在の多忙な時期で、観るチャンスがなかった。今回が劇場初鑑賞となる。2020.06.02 東宝シネマズ赤池。

➌今、何故この時期に公開?推定理由
①新型コロナウイルス対策のため「緊急事態宣言」が発令され、「外出等の自粛」、「3つの密(密閉、密集、密接)を避ける」等が要請されたため、全国の映画館も4月上旬頃から5月末頃までの2ヵ月弱の間、休業となった。
②このため、配給会社は新作の公開を軒並み数か月延期した。
③劇場は、営業を再開しても、上映する新作がなく、旧作や、上映を終了した近年の作品をアンコール&リバイバル上映することで時間繋ぎを図っている。
④本作は、「午前十時の映画祭9」で2019年1月に上映されたもののアンコール上映である。

2.マイレビュー

❶相性:やや不良。

➋イェジー・コジンスキー(下記トリビア❼参照。)の原作、『Being There (1971)』を、原作者自らの脚色で映画化。
2種類の邦訳があるが、共に未読:
『預言者』(青木日出夫訳 角川書店1977)、
『庭師 ただそこにいるだけの人』(高橋啓訳 飛鳥新社 2005.)

➌あらすじ:
①主人公のチャンス(ピーター・セラーズ)は、孤児。生まれて直ぐワシントンの大富豪に拾われ、庭師として育てられた。屋敷と庭から一歩も外に出たことがない(?)。学校にも通ったことがない(?)。読み書きも出来ない(?)。庭仕事をしている以外は、テレビを見ている。リモコンでチャンネルを切り替えるのが楽しみ。ある日、主人が死んでしまい、屋敷に住めなくなり、初めて外の世界に出ることになる。
②見るもの全てが珍しいチャンスは、高級車にぶつけられ軽傷を負うが、中に乗っていた貴婦人イブ・ランド(シャーリー・マクレーン)の要請で、彼女の豪邸で治療を受けることになる。
③イブの夫は経済界の大立物、ベンジャミン・ランド(メルビン・ダグラス)であり、高齢で健康状態が良くなく、主治医(リチャード・ダイサート)が付き添った寝たきりの状態。
④名を問われたチャンスは、「庭師(ガードナー)のチャンス」と名のるが、「チョンシー・ガードナー」という名と勘違いされる。
⑤勘違いは更に進み、「チャンスは事業に失敗して家財を失った実業家」であると早合点される(?)。
⑥更に更に、ベンジャミンはチャンスの庭の手入れ話を、「経営者は庭師みたいなものだ」と、誤解してしまう(?)。
⑦チャンスの素朴で飾らない性格を気に入ったベンジャミンは、チャンスを信頼し、親しい大統領(ジャック・ウォーデン)や財界人に紹介する。彼らも庭や植物の話を経済の比喩と考えて、チャンスを信頼する(?)。
⑧チャンスは都合の悪くなった副大統領の代役でテレビに出演するが、それが受けて国民的な人気を得る。
⑨イブもチャンスの人柄に惹かれ、急速に親しくなる。
⑩先が長くないことを悟っていたベンジャミンは、自分亡き後は、イブとチャンスが結ばれることを願うようになる。
⑪大統領はチャンスの経歴を調べさせるが、全く何もない。それを、CIAかFBIが記録を抹殺した大物だと判断する(?)。
⑫ベンジャミンが死去する直前、チャンスにイブ頼むと言い残す。
⑬ベンジャミンの葬儀で弔辞を述べる大統領。参列した幹部連中は、次期大統領はチャンスが最有力だと話している(?)。
⑭そんなことを知らないチャンスは、近くの湖の水面(?)を歩いて、どこかへ去っていく。手に持った蝙蝠傘を水中に差し込むと、1mを超えると見られる傘がスーッと入っていくではないか。そう、チャンスは、イエス・キリストのように、まさしく水面を歩いたのである。不思議ですねえ(?)。
⑮おしまい。

❹まとめ:
①早い時点で、本作が風刺寓話であることは理解したが、その内容には素直に乗れなかった。
②特に上記➌の(?)の部分が納得出来なかった。
③ピーター・セラーズとメルヴィン・ダグラスの男優賞受賞は異議なし。妥当である。
④一番の華はシャーリー・マクレーン(44)。チャーミングで輝いていた。

❺賞:下記の主要賞の他多数受賞。
①アカデミー賞1980:受賞:助演男優賞:メルヴィン・ダグラス。ノミネート:主演演男優賞:ピーター・セラーズ。
②ゴールデングローブ賞1980:受賞:主演演男優賞:ピーター・セラーズ。受賞:助演男優賞:メルヴィン・ダグラス。

❻外部評価:
①Rotten Tomatoes:54件のレビューで、批評家支持率は94%、加重平均値は8.6/10。
②IMDb:63,405件のレビューで加重平均値は8.0/10。
③KINENOTE:37人75点/100点
④Filmarks:1,178人3.7/5.0

❼トリビア:原作・脚本:イェジー・コシンスキ
①イェジ・ニコデム・コシンスキ、ジャージ・ニコデム・コジンスキー(Jerzy Nikodem Kosiński, 1933年ポーランド – 1991NY)、はポーランド出身でアメリカ合衆国で活動した小説家。本名ヨセク・レヴィンコプフ(Josek Lewinkopf )(Wikipedia)。
ポーランドの工業都市ウッチに生まれる。ユダヤ人の両親をもつが、第二次大戦勃発後カトリックの洗礼を受けるなどして、ナチスの迫害を逃れる。ウッチ大学卒業後、ポーランド科学アカデミーの研究員となるも、1957年、アメリカに亡命した。1965年、『ペインティッド・バード』を刊行し、センセーションを巻き起こす。同書は発表当初からバッシングにさらされ、近年ではゴーストライター疑惑や盗作疑惑がもちあがるなど、大いに物議をかもしつつ、現在に至るまでロングセラーとなっている(https://www.hmv.co.jp/)。
②上記『ペインティッド・バード』は2019年に映画化され、2020年秋公開予定⇒『異端の鳥(2019チェコ・ウクライナ・スロヴァキア)The Painted Bird』。
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