テンポ、ユーモアがすごい独特。
チャンスの発する言葉全てがいい風に解釈される、偶像崇拝に似た怖さがそこにあった。
作品全体が宗教のメタファーであって、かつ政治的にもとてもシニカルで、とても自分の知識…
おそらく知的障害があるだろう中年男性のチャンスが主人公。
ずっとお屋敷に住み込みで庭師をやってたチャンスは、ある日、お屋敷の主人が死んでしまって屋敷から出なくてはならなくなる。
初めて社会に出て、そ…
初めて世間に出た庭師。
見た目が紳士なのて、
庭師や植物に関する話をするだけで、とんでもなく聡明な人と勘違いされ続ける話。
知っているのは庭師の仕事と、テレビの中の世界のみなのに、大統領や政治家と冷…
上質の風刺喜劇です。
ピーター・セラーズはこの作品が遺作になってしまったわけですが、同年アカデミー主演男優賞にノミネートされるも、あの、「クレイマー・クレイマー」のダスティンホフマンに最優秀主演男…
面白い!!
生まれてから屋敷の外に出てこなかった庭師の話。
(おそらく) 子どものまま大人になってしまったピュアなチャンシーと、そんな人がいるなんて考えもせず、小難しい顔しながら政治だの経済だのと語…
起伏の少ない物語だったけど不思議と退屈とは感じなかったし良い作品。
チャンスの周囲勝手に盛り上がる様は面白い反面、人って外見ばかり見てるなあと思う。
(身だしなみ、人種、話し方、どれか一つ欠けたらあ…
ハル・アシュビーの最高作。ニーチェ「ツァラトゥストラはかく語りき」を翻案にしたコジンスキーの脚本が成功している。ニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」を下敷きにした成功作は、「チリンの鈴」(やな…
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