まるで1960年以降、映画という表現の場がゴダールの為にあったかのように、数多の映画表現技法がゴダールの名の下に集まり、かつて見たことも高みで美しく整列している。
2024/02/04再見
「初め…
このレビューはネタバレを含みます
フランスで字幕なしで見て全然わからず、日本公開時に字幕つきでみても何もわからなかった。アマゾンプライムのインディーズでタイトルみて、驚いて見てみた。やっとこさすこしわかったぞ。映画ファンには怒られる…
>>続きを読む職業俳優は二重の存在である。演じ手と役が交互に現前するためだ。「彼(役)は私(演じ手)ではない。『しかし』、彼(役)は私(演じ手)でしかない」。この映画は、演技のパラドクスに関する考察であり、職業俳…
>>続きを読む素晴らしい映画。物語を追うのは容易だがその細部のディテールやモチーフや言葉1つ1つを見始めると難解極まりない。その大胆なモンタージュや音の重ね方、言い回しは流石のゴダール。今回の映像は見惚れてしまう…
>>続きを読む受容できない。
映像が美しいかどうかという以前の問題。
ひとつひとつのショットが何かしらの意図を持って成立していることはわかるのだが、その構成のデタラメさは酷く、観ていて苛立ちさえ覚える。
当…
「神を演じてはならない。姿は見えないのだから。」「登場人物ではないわ。ただの形態よ。」
ゴダール作品の中でも難解な文脈だが、映像としての完成度は高い。夫に乗り移った神のモチーフが、ギリシャ神話のゼ…
やつぱり訳けの解らないおはなし。
総べては一人の中に在る。客観的世界ではなく主観的世界。他者への伝達などは、迚も不可能。過去も亦た、一人の中に記憶として在りつゞく──。
本作は其の一人の人間の中…