初っ端からショットも編集もキレッキレのゴダール。冒頭の横移動ショットはファスビンダーやタルコフスキーを彷彿とさせる。電車、ピンぼけ、光の使い方も超秀逸。
自らの選択でこの世と決別したゴダールだが、作…
頭の中で整理できれば物語はちゃんと繋がってるのに編集が奇抜すぎて訳の分からない映像を見ているような気分になる、というのはゴダールの好きな部分なんだけども、これはいくらなんでもわからなすぎて途方に暮れ…
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終始何言ってるか分からない映画、それがゴダール節なのかなとも思う。
船をメインにしたドーリーショット、終盤の電車のシーンは特にキレイで、
途中にもキレイなシーンが続いて、絵画を見ているかのよう。
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当然のことながら難解なので2回鑑賞。
そうしてやっと少しは解ったような。
本の中の空白の数ページの内容を探る男。とある日の午後に起きた事件について調べている。その日、とある奥さんが神が憑依した夫と…
ゴダールらしい作品=あまり得意ではない。夫に神が憑依したら、そしてその神と寝てしまったら...登場人物たちが常に話してるので字幕が間に合ってなかった。フランス語分かるともっと興味深く観れるんだろうな…
>>続きを読むRIP ゴダール 1993年の作品。
原題『Hélas pour moi(≒ 私のために、ああ)』
邦題も原題も意味は分かりません。笑
アブラハム・クリムトという男がレマン湖のほとりの町にやってく…
【You go c'est la vie】
ジャン=リュック・ゴダール追悼ということでアマプラにて『ゴダールの決別』を観た。『ゴダールの探偵』以上に読み解く取っ掛かりを掴みにくい作品ではあったが、…
以前断念したこの映画も今なら観ることができる気がした。
神は登場人物ではなく、形態である。役者を役者が演じることのできる領域の外まで連れて行くこの台詞とは裏腹に、シモンは神を宿す。
役者と役は切…